グラビアアイドルと言えば、「オッパイが大きくてセクシーな女の子」というイメージを持っている人も多いでしょう。
しかしここ最近、グラビアアイドルは「巨乳系」、細身の「スレンダー系」、童顔の「ロリ系」などさまざまなジャンルに細分化され、それぞれ根強いファンを獲得しています。
そして、「体育会系」というジャンルもあり、ストイックに筋トレをしている人も少しずつ増えてきています。それにともなって筋トレ女子グラドルの注目度もひそかに急上昇しているのです。
その代表格が犬童美乃梨さん。
もともと犬童さんは愛らしい笑顔にGカップ巨乳として人気が高かったのですが、一昨年あたりから犬童さんのスタイルに変化が起きてきました。身体のラインがこれまでと大きく変わってきたのです。ダイエットをして痩せたといった感じではなく、筋肉が増え引き締まったボディへと変貌していきました。しかも、これまで以上にスタイルが整えられただけでなく、なんと胸のサイズをキープしたまま美ボディをつくり上げていたから驚きです。
以前、犬童さんの取材をしたときに「Gカップをキープしながら柔らかなプロポーションをつくる方法」を聞いてみると「食事制限だけしていると胸もお尻もなくなっていくので、食べてそのぶん動いています。基本タンパク質は多めで、グラビアらしいカラダには脂を摂ったりして調整しています」と話してくれました。
犬童さんは昨年、グラビア活動をしつつ『SUMMER STYLE AWARD 2019 新人類』に出場してBEAUTY FITNESS MODEL部門とカップルモデル部門で2冠にも輝きました。現在はバストアップやヒップアップ、腹筋など、家でできる筋トレを紹介するYouTube動画『♯みのトレ』をスタート。チャンネル登録者数は12万人を超えるほどで、今や筋トレ女子としてもカリスマ的存在になりつつあります。
かつてアイドルグループ・仮面女子のメンバーとして活動していて、現在はグラビアアイドルとして活躍中の天木じゅんさんも筋トレに力を入れているようです。
身長149cmにバスト95cmのIカップの持ち主で ファンから二次元ボディと呼ばれる人気者です。アイドルグループで活動していたころは、毎日もようにステージで歌って踊っていたので体型の変化などは気にすることもなかったそうですが、グループを辞めてから運動量が減ったこともあり、どんどん太っていったそうです。
そのころに本格的にグラビア活動を開始するのですが、グラビア体型をつくるために本気でジムの門を叩くことになりました。ジムではお尻やパーツごとに分けたトレーニングを中心に行ない、食事は糖質をすべてカットする生活をすることに。当時は「痩せないとグラビアの仕事ができない」という思いもあったそうです。
現在もジムに通いストイックに自分を追い込むような筋トレを続けており、ファンが望む二次元ボディをキープしています。
続いて、ゲームが大好きで最強ゲーマーグラドルの異名を持つ水沢柚乃さん。
毎日のようにゲームセンターに通い詰めるほどのゲーム好きでありながら、童顔でカワイイ系のルックスで多くのファンを魅了してくれています。「露出狂グラドル」を自称して、グラビアでも露出度の高い水着を着たり、プライベートでも露出のある服を好んで着ている水沢さんですが、2018年に『お尻を極めれば痩せる!』というインターネット番組に参加したことをキッカケにダイエットに本気で取り組んだそうです。
番組でトレーニングをした水沢さんは「最初は仕事の企画で尻トレを始めたのですが、どんどんお尻の形が良くなり、トレーニング方法をみんなと共有できたらと思いました。クビレ・太もものシルエットがキレイに見えるので筋トレは絶対に必要だと思いますね。これまで自信がなかったのですが、今はちゃんとお尻が上がってきて自信が持てるようになりました」と振り返りました。
以降はお尻だけでなく、グラドルとしての命でもあるクビレをうくるトレーニングに励んだそうです。そこで野菜中心の食生活をして、胸のサイズが落ちないように大豆をたくさん食べるようにしているとか。そのダイエット経過をSNSに投稿することで、自分のモチベーションを上げながら身体を整えるのが水沢さんのやり方のようです。
2019年は筋トレ女子を描いた漫画『ダンベル何キロ持てる?』がアニメ化されるなど、これまでありそうでなかったテーマの作品ということで、筋トレ女子も一気に注目を浴びました。
グラビア界でも筋トレ女子は確実に増え、今回紹介した3人以外でも多くのグラビアアイドルが筋トレに励んでいます。2020年のグラビアアイドルのトレンドが「筋肉」になる可能性も十分にあると言えそうです。
写真・文/ブレーメン大島