【はじめてのコンディショニング #04】グルト・ストレッチ ~股関節が動かしやすくなる~




第4回目は「グルト・ストレッチ」をご紹介します。人にとって最も重要な関節の一つに股関節があげられます。ほとんどの人は、「股関節を固定したまま歩く」なんて経験はないと思いますが、体験するまでもなく歩きづらいのは容易に想像できるでしょう。股関節を適切に使うためにも、お尻の柔軟性を高めましょう。

■グルト・ストレッチ

【動作】


①右膝を曲げたら体の前方に置き、横向きにする。左足は後方へ伸ばす。
②骨盤を正面に向け、両手を体の横に置く。姿勢は真っ直ぐに保つ。
③息を吸って、吐きながら両手を前方へ歩かせる。
④呼吸をゆっくりと行ないながらキープする。
回数:左右それぞれ30秒キープ

【効果】
お尻の柔軟性を高めることで、股関節が動かしやすくなります。股関節の動ける範囲が広がることで、歩く、走る、階段の上り下りなど、生活動作もスムーズになり、お尻の引き締めに繋がります。

【実施上の注意点】
・股関節が硬いと骨盤が横向きに開いてしまうので、無理のない範囲で行ないます。
・伸ばし過ぎると痛みの原因になるので、適切な可動域やキープ時間で行ないます。
・呼吸を止めずに、リラックスした深い呼吸を行ないます。

指導=黒木博幸
協力=一般社団法人 Educate Movement Institute

黒木博幸(くろぎ・ひろゆき)
1985年⽣まれ。宮崎県出⾝。福岡医健専⾨学校卒業。専⾨学校卒業後、整⾻院で体のコンディションを整える⼿技を学び、2008 年より本格的にフリーのトレーナーとして活動をスタート。様々なトレーニング⽅法や理論を学ぶなかで、ピラティス、ヨガのボディワークに興味を持ち、ニーズに合わせたプログラム指導を提供する。現在、一般の方からアスリート、アーティストに対しての体づくりをサポートしている。NSCA-CPT(NSCA 認定パーソナルトレーナー)、Core Performance Yoga CPY® /Athlete Pilates AP™アドバンストレーナー(⼀般社団法⼈Educate Movement Institute 認定)、1ッ星栄養コンシェルジュ®(⼀般社団法⼈ ⽇本栄養コンシェルジュ協会)、ViPR 認定インストラクター。