【はじめてのコンディショニング #19】ポール・スクワット〜下半身を強化する〜




第19回目のエクササイズは、ポール・スクワットをご紹介します。

スクワットの優れている点は、「立つ」「座る」といった人が生活する上で必要不可欠な動作を鍛えられること。さらに、一度に多くの筋肉を使うので、運動不足の方や運動時間があまり取れない方にもお勧めのエクササイズです。

■ポール・スクワット〜下半身を強化する〜

【動作】

① 姿勢をまっすぐに保ち、骨盤幅に足を開きます。
② ポール(なければ棒でも良い)を立てて、上から両手で支えます。
③ ポールを前方へ倒しながら、同時にお尻を後方へ引き下げます。上体は45°前傾させます。
④ 元の位置に戻します。
⑤ 繰り返し行ないます。
15回

【効果】
ポールを使いながら正しい動作でスクワットを行なうことで、膝や腰への負担を減らします。また、自分の体重を支えるだけの基礎的な下半身の筋力を向上させ、お尻や太ももの引き締めにも効果があります。慣れてきたら、ポールを使わずに行ないます。

【実施上の注意点】
・スタート位置で腰が反らないように、姿勢をまっすぐに保ちます。
・上体を前傾していく際に、背中や腰が丸くならないように注意します。
・お尻が左右にずれないようにします。
・膝は曲げすぎないように、股関節を優先して動かします。

指導=黒木博幸
協力=一般社団法人 Educate Movement Institute

黒木博幸(くろぎ・ひろゆき)
1985年⽣まれ。宮崎県出⾝。福岡医健専⾨学校卒業。専⾨学校卒業後、整⾻院で体のコンディションを整える⼿技を学び、2008 年より本格的にフリーのトレーナーとして活動をスタート。様々なトレーニング⽅法や理論を学ぶなかで、ピラティス、ヨガのボディワークに興味を持ち、ニーズに合わせたプログラム指導を提供する。現在、一般の方からアスリート、アーティストに対しての体づくりをサポートしている。NSCA-CPT(NSCA 認定パーソナルトレーナー)、Core Performance Yoga CPY® /Athlete Pilates AP™アドバンストレーナー(⼀般社団法⼈Educate Movement Institute 認定)、1ッ星栄養コンシェルジュ®(⼀般社団法⼈ ⽇本栄養コンシェルジュ協会)、ViPR 認定インストラクター。