宮本和志×和田良覚トレーニングに潜入【前編】




超高重量トレーニングでお馴染みのプロレスラー・宮本和志選手が、“最強レフェリー”こと和田良覚さんのもとでトレーニングをしているという情報を入手。実際にトレーニングに現場に潜入してみた。

 

「ヘビートレーニングをやりすぎて肩を痛めてしまったんです。そこでヘビートレーニングではなくても、いいトレーニングはないかと探していたところ、和田さんのトレーニングがいいという話を聞いて、グッドスキルの光岡さんにも相談させてもらって、月曜、水曜と週2回、一緒にトレーニングさせてもらっています」(宮本)

 

和田良覚式トレーニングは基本的に自重トレーニング。脚→背中→胸→肩→腹筋という具合に、部位ごとにさまざまな種目を取り入れながら、HIITトレーニングのように休むことなく体を動かしていきます。各種目のメニューは以下のような感じ(日によって変更)。

 

〔脚のメニュー〕

★スクワット10回→下したところで10秒静止を3セット

★片足スクワット左右各15回+片足で10秒静止

★ランジ(フロント・バック)左前右後で大きく15回→小さく10回→下したところで10秒静止(足を入れかえて同様に)

★サイドランジ左右に15回→10回/ジャンピングハーフスクワット10回→下したところで10秒静止→そのままの姿勢で右に10歩→ジャンプ10回→下したところで10秒静止→そのままの姿勢で左に10歩→ジャンプ10回→下したところで10秒静止

★ランジジャンプ20回→左脚前のランジでマットを1周→ランジジャンプ20回→右脚のランジでマットを1周(2セット目は反対回りで)

★四股10回→ジャンプ10回→下したところで10秒静止→腰を落としながら10歩前進(2セットめは10歩後退)

〔背中のメニュー〕

★懸垂(ワイドグリップ15回→上で10秒静止×2セット/ナローグリップ20回→上で10秒静止/サイドで握って20回→上で10秒静止)

★タオル引き(右手と右手で25回/左手と左手で25回/両手・右手が前で25回/両手・左手が前で25回)

★背筋(10回→上で10秒静止×3回→30回)

★タオル2本でタオル引き(片手ずつ20回/両手同時20回/手首をつかんで右手上20回・左手上20回)

★背筋(クロール15回/平泳ぎ15回/バタフライ15回/ツイスト15回/上下20回/お尻を上げる10回)

〔胸のメニュー〕下記メニュー2セット

★腕立て伏せ(左右にスイング5回×2/すり上げ5回/すり下げ5回/前後ひねり10回/ノーマル10回/前後左右に動かす10回)

★2人組であおむけになってバタフライ(10回→開かないように10秒耐える/5回×2セット/ヒジを伸ばして開かないように10秒耐える/ヒジを曲げて開かないように10秒耐える)

〔肩のメニュー〕下記メニュー2セット

★三角筋に効かす形での腕立て伏せ(15回)

★2人組でショルダープレス(10回→10秒静止→5回)

★2人組でサイドレイズ(10回→10秒静止→5回)

★2人組でフロントレイズ(10回→10秒静止→5回)

★上で伸ばして内回し・外回し(各20回)

〔腹筋のメニュー〕

★振り子(正面20回/対角20回)

★レッグレイズ(ノーマル20回/左右20回/足交差20回/片足ずつ上下20回)

★ニートゥチェスト(ノーマル15回/左右交互20回/足交差20回)

★V字(ノーマル10回→10秒静止/対角15回)

★足ボールクランチ(ノーマル15回/ツイスト15回)

★プランク姿勢で(前後10回/左右10回/腰ひねる20回/お尻を動かす10回/円を描く動き10回)

…etc(種類が多いため一部割愛。プラス15種類くらいあり)

こうしたメニューをほぼノンストップで1時間。体重のある宮本選手にとって、自重トレーニングは高重量を扱うトレーニング以上に効果的だった様子。後編では実際に和田良覚式トレーニングの効果を語ってもらった、宮本選手のインタビューをお届け!

取材協力・グッドスキル

取材・佐久間一彦/撮影・中田有香