【はじめてのコンディショニング #37】クラムシェル〜お尻を使って股関節を開く〜




第37回目は股関節をターゲットにしたクラムシェルのご紹介です。

股関節は球関節と言ってボールのように転がる動きをします。このエクササイズでは股関節を開く動作を行ないます。イメージとしてはあぐらを組む時の動きです。

あぐらが組みにくい方や、お尻を引き締めたい方におすすめです。毎日継続して取り組んでみましょう。

■クラムシェル〜お尻を使って股関節を開く〜

【動作】

① 横向きになり、膝を曲げる。
② 体がねじれないように、頭から骨盤まで真っ直ぐに姿勢を保つ。
③ 踵と踵を合わせ、右の股関節を45°を目安に開く。
④ 元の位置に戻す。
⑤ 繰り返し行なう。
左右それぞれ15回

【効果】
コアを安定させたまま股関節を開くことで、お腹とお尻の両方を使うことができます。正しく股関節を使えるようになると、腰や膝への負担を軽減することできます。

【実施上の注意点】
・横向きになっても、上半身の姿勢を真っ直ぐに保ちます。
・股関節を開いた際に骨盤が左右に揺れないよう、コアを安定させながら行ないます。
・反動を使わず、ゆっくりと正確な動作で行ないましょう。

指導=黒木博幸
協力=一般社団法人 Educate Movement Institute

黒木博幸(くろぎ・ひろゆき)
1985年⽣まれ。宮崎県出⾝。福岡医健専⾨学校卒業。専⾨学校卒業後、整⾻院で体のコンディションを整える⼿技を学び、2008 年より本格的にフリーのトレーナーとして活動をスタート。様々なトレーニング⽅法や理論を学ぶなかで、ピラティス、ヨガのボディワークに興味を持ち、ニーズに合わせたプログラム指導を提供する。現在、一般の方からアスリート、アーティストに対しての体づくりをサポートしている。NSCA-CPT(NSCA 認定パーソナルトレーナー)、Core Performance Yoga CPY® /Athlete Pilates AP™アドバンストレーナー(⼀般社団法⼈Educate Movement Institute 認定)、1ッ星栄養コンシェルジュ®(⼀般社団法⼈ ⽇本栄養コンシェルジュ協会)、ViPR 認定インストラクター。