【渡辺華奈のデートするならジムがいい 第4回】ケア用品はたくさん持っています




トレーニングをしている人は、筋肉痛になることもあると思います。自分がやっているトレーニングの中で、一番筋肉がヤバイと感じるのは自転車トレーニング(パワーマックス)です。スクワットやデッドリフトなど、筋トレでももちろん筋肉に大きな負荷がかかっていますが、これはちょっとヤバさが違うんです。

 

負荷をかけて500メートルを40秒以下で漕ぎきるというメニューを約3セット。全力で1セットやり終わった後は、足を刺すような痛みが襲ってきます。イタイイタイイタイイタイ…という感じです。伝わりますか(笑)。刺さっている感じです。じっとしていると痛すぎるので、足をバタバタさせて、それでもダメで少し歩いてみたら、ヒザがガクガクで変な歩き方になりました。あまりにも痛すぎて爆笑してしまうくらいです。自転車は無酸素運動なので、筋トレ目的というよりは、心肺機能を高める目的でやっているのですが、筋肉にも効いているのがハッキリわかります。

 

こうしたトレーニングの翌日は当然筋肉痛になります。よく「筋肉痛にならないから追い込めていないんじゃないか?」と気にする人がいますが、自分は筋肉痛になる、ならないということはあまり意識していません。決めたメニューや負荷、回数など、数字で見ているので、やるべきことをやっていれば、筋肉痛の有無は関係ないという感覚です。

 

筋肉痛からの回復は2~3日くらい。その間は別の部位をやるときもあれば、筋肉痛のままその部位のトレーニングをやったりもします(笑)。あまり気にしないタイプです。めちゃくちゃヤバイときは、炎症止めでロキソニンテープを貼っています。正しい使い方ではありませんが、貼って寝ると少し炎症がおさまるような気がします。

 

筋肉痛にはわりと無頓着な自分でも、トレーニング後のケアは意識しています。トレーニング後のストレッチ、ケアにはマッサージスティックやフォームローラーなどを使っています。他にはマッサージガンやストレッチポールも家にはあります。

 

こちらはMOBOT(モボット)というフォームローラーです。これはフォームローラーとウォーターボトルが一体となった画期的なアイテムです。気づいたらいろいろなケア用品を持っていました。

ドリンクボトルであり
フォームローラーでもある

実は以前はストレッチやケアをあまり重視していませんでした。疲労を残さないためにもやらなければいけないと頭では理解しつつも、ストレッチは時間がかかるのでおろそかになりがちでした。家でやるときも机を動かすのが面倒くさいと思ってしまったり、どうしてもケアが手薄になってしまいます。それを補うためにいろいろなケア用品を使っているのです。マッサージスティックはテレビを見ながらコロコロできるのでオススメです。

 

ケアという部分では、週に1回治療、マッサージに行っています。硬いところをほぐしてもらい、痛い箇所を治療してもらいます。学生時代はケガをしていても練習は休めないし、本当に限界がくるまで病院に行くということもありませんでした。それが身についてしまっていて、休めなかったり、ケアをおろそかにしてしまったりするのは、変えていかないといけないなと思っています。

 

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渡辺華奈(わたなべ・かな)
1988年8月21日、東京都出身。7歳から柔道を始め、高校ではインターハイ2位、アジアジュニア優勝などの実績を残し、東海大進学後、1年時に全日本ジュニア優勝を飾る。卒業後、JR東日本へ入社し、オリンピックを目指して競技を続けた。2017年に同社を退社し、格闘家に転身。同年12月3日にデビューを勝利で飾ると29日にはRIZIN初参戦で実力者杉山しずかに勝利。MMAデビューから無敗の快進撃を続けている。所属はFIGHTER’S FLOW