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栄養ドリンクには、それぞれどんな違いがある?【桑原弘樹の栄養LOVE】

サプリメント実践的活用のスペシャリストである桑原弘樹さんが、サプリや栄養や肉体に関する疑問を解決する連載。第110回は、コンビニやドラッグストアなどでよく見かけ、価格帯もさまざまな栄養ドリンクにはどんな違いがあるのか?という疑問について。

■いざという時に高価な栄養ドリンクを飲むのはアリ

栄養ドリンクを分類すれば、清涼飲料水、医薬部外品、医薬品に分けられます。代表的なところで言えば、オロナミンCは清涼飲料水で、リポビタンDは医薬部外品で、ゼナやユンケルの高額バージョンなどは医薬品です。

コンビニなどでも手軽に買える栄養ドリンクの多くは、医薬部外品に属します。今は医薬部外品でも場合によっては清涼飲料水よりもディスカウントされていたりしますから、その境目があまりわからないかもしれませんね。

しかし、たとえば一本3,000円以上するような高額な栄養ドリンクは医薬品が多いですから、これらは薬局でないと買えません。値段の違いはやはり、成分とその配合量によるところが大きいです。一般的な栄養ドリンクと言えば、カフェインとビタミンと糖類といった配合です。リポビタンDはここにタウリンを配合して特徴を出しています。しかし、すぐに効くと感じるのは大概はカフェインの影響で、尿が黄色くなるのはビタミンの影響です。

高価なドリンクになると、生薬などが配合されたり、ハーブ系の材料も配合されてきます。これらは疲労回復や滋養強壮の効果を狙ってのことではありますが、そもそも原料費が高い上に、一本分でしっかりと効果を出すためにはそれなりの配合量となりますので、結果的に商品の値段に反映されて販売価格は高くなってしまいます。

生薬はその組み合わせも含めて奥が深く効果はありますので、いざという時の一本には高価な栄養ドリンクを飲むのはアリだと思いますが、日常的に飲むものではないかもしれません(そもそも医薬品ですので)。一瞬の覚醒であればカフェインは効きますが、ビタミン、ミネラル、アミノ酸あたりをしっかりと補充するところが日常での疲労回復の第一歩で、そこに医薬部外品あたりを追加で飲むのが日常的な使い方ではないでしょうか。


桑原弘樹(くわばら・ひろき)
1961年4月6日生まれ。1984年立教大学を卒業後、江崎グリコ株式会社に入社。開発、経営企画などを経て、サプリメント事業を立ち上げ、16年以上にわたってスポーツサプリメントの企画・開発に携わる。現在は桑原塾を主宰。NESTA JAPAN(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会 日本支部)のPDA(プログラム開発担当)。また、国内外で活躍する数多くのトップアスリートに対して、サプリメント活用を取り入れた独自のコンディショニング指導を行ない、Tarzan(マガジンハウス)など各種スポーツ誌の企画監修や執筆、幅広いテーマでの講演会など多方面で活躍中。著書に「サプリメントまるわかり大事典」(ベースボールマガジン社)、「私は15キロ痩せるのも太るのも簡単だ!クワバラ式体重管理メソッド」(講談社)、「サプリメント健康バイブル」(学研)などがある。プロフィール写真のタンクトップにある300/365の文字は、年間365日あるうち300回のワークアウトを推奨した活動の総称となっている。300日ではなく300回であることがポイントで、1日2回のワークアウトでも可。決して低くはないハードルだが、あえて高めの目標設定をすることで肉体の進化が約束されると桑原塾は考え、実践している。