6/19(土)、愛知・ポートメッセなごや 第一展示館特設ステージにて開催された、SPORTEC CUP 2021。今大会では、新設カテゴリーである「マスキュラーメンズフィジーク」の審査が行なわれた。2017年に国際ボディビルダーズ連盟(IFBB)にて新設されたカテゴリーで、それに次いで、今年度から日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)の大会でも導入されていく。
審査方法は基本的にメンズフィジークと同様に「Lウォーク」と「クォーターターン」で行われるが、Vシェイプのアウトラインに加えて、より筋肉の重量感が評価される競技だ。
このSPORTEC CUPでは、3名が出場し、地元・名古屋のジム「GOAL-B」の代表トレーナーを務める“マンティ福原”こと福原俊介が、チャンピオンとなった。学生時代はアメリカンフットボール部に所属して身体を鍛え上げ、2019年の埼玉オープンメンズフィジークで優勝者、 中四国ボディビル選手権の75kg超級でも3位入賞を果たしている実力者。ミスター愛知を目指して調整してきた成果を、一つの結果につなげることに成功した。
2位となった中村厚志も2017年のオールジャパン・メンズフィジーク選手権40歳超172㎝超級の優勝者であり、3位の西澤健介も含めた戦いは、フィジークの新時代を感じさせるステージとなった。
文・写真/木村雄大