柔道日本勢がメダルラッシュ 【柔道】
24日、日本のメダル第一号として女子48キロ級の渡名喜風南が銀メダル、金メダル第一号として高藤直寿の両名が日本中を沸かせたが、先週の柔道日本代表はその盛り上がりをさらに上回るメダルラッシュを見せた。金メダルを獲得したのは女子52kg級/阿部詩、男子66kg級/阿部一二三、男子73kg級/大野将平、男子81kg級/永瀬貴規、女子70kg級/新井千鶴、女子78kg級/濱田尚里、男子100kg級/ウルフアロン、女子78kg超級/素根輝、銀メダルは柔道混合団体、銅メダルは女子57kg級の芳田司が獲得した。
新種目・スケートボードで日本人男女が躍動 【スケートボード】
東京五輪から競技として採用されたスケートボード。25日に行われた男子ストリート決勝では最注目の堀米雄斗が登場。前半のランでは4位とやや出遅れるものの、後半のベストトリックでは最高得点となる9.50をマーク。最終37.18まで得点を伸ばした堀米はライバルを振り切り見事金メダルを獲得。翌26日に行われた女子ストリート決勝で、最高のパフォーマンスを見せたのが13歳の西矢椛(モミジ)だ。ランを終えた時点で3位につけていた西矢は、続くベストトリックの4本目で4.66をマーク。他の選手がミスを連発したことで、そのままトップを守り切り見事金メダルを獲得した。13歳での金メダル獲得は、バルセロナ五輪・競泳の岩崎恭子がもつ14歳の記録を塗り替える快挙となった。
新競技・サーフィンでも男女が奮闘 【サーフィン】
27日に行われた男子サーフィン決勝では、前日の準決勝で360度回転する大技のエアリアルを披露し、世界ランク1位の強敵ガブリエル・メディナを破った五十嵐カノアが登場。波が高い悪条件に苦戦し、銀メダルという結果に終わった五十嵐だったが、新競技・種目で日本人初のメダルをもたらした。同日行われた女子サーフィンでは都筑有夢路(アムロ)が日本勢初の銅メダルを獲得した。準決勝では世界ランク1位のカリッサ・ムーアに敗れたものの、3位決定戦では悪条件をものともせず、キャロライン・マークスに勝利。新設された競技で「波乗りジャパン」は銀・銅二つのメダルを手にした。
北京五輪以来となる13年ぶりの頂点に【ソフトボール】
27日、アメリカとの決勝に挑んだソフトボール日本代表は、接戦を制し2‐0でアメリカ代表を破り、13年ぶりとなる金メダルを獲得した。前日の全勝対決として挑んだ予選最終戦では、アメリカにサヨナラ負けを喫し、予選2位で迎えた決勝だったが、最後の最後でライバルを破り栄冠をつかんだ。
水谷隼・伊藤美誠が日本勢初の金メダルを獲得 【卓球】
26日、水谷隼/伊藤美誠ペアが今大会より新設された混合ダブルスの決勝の舞台に立った。相手は強豪・中国の許昕(きょ・きん)/劉詩雯(りゅう・しぶん)ペア。過去4度の対戦で未勝利だったペアに対し、5度目となる今回の対戦で4‐3とようやく勝ちを手にし、日本勢悲願の金メダルを獲得した。
大橋悠依が日本競泳女子初となる快挙を達成 【競泳】
競泳200メートル個人メドレーで大橋悠依が2分8秒52を記録し1位に入り、25日に出場した400メートル個人メドレーに続く今大会2つ目の金メダルを獲得した。日本勢で複数のメダルをつかんだのは2004年のアテネ、2008年の北京で2冠に輝いた北島康介以来で、女子としては夏季五輪で初となる快挙を達成した。
史上二人目のメダリストが誕生 【ウェイトリフティング】
女子ウエイトリフティング59キロ級で、安藤美希子が銅メダルを獲得した。前回のリオデジャネイロ大会では5位とメダルに届かず、今大会でのメダル獲得に期待がかかってた安藤は、今大会で計214キロを挙げ、前回大会の雪辱を果たす銅メダルを手にした。日本の女子選手としてウェイトリフティングでメダルを獲得したのは前回大会の三宅宏実に続き史上二人目となる。
アーチェリー男子団体、同種目初となる快挙 【アーチェリー】
26日、アーチェリー男子団体3位決定戦・日本対オランダ戦が行われた。試合は拮抗し、3人が1本ずつ矢を放ち、その合計点で競うシュートオフ(延長戦)にもつれた。オランダの3選手は10点、9点、9点だったのに対し、日本は9点が二人続き10点が外せない状況の中、最後の1人となった武藤弘樹が驚異的な集中力で10点を射止めた。この10点が中心に一番近い矢だったとして、最終スコア5-4で日本が勝利し、銅メダルを獲得。この種目史上初のメダルとなった。
フェンシング男子エペ団体が日本初の金メダルをもたらす 【フェンシング】
30日、フェンシング男子エペ団体で日本が同競技初の金メダルを獲得した。準々決勝で4連覇を狙う強豪フランスを破った勢いのまま決勝へ勝ち進んでいた。迎えた決勝では個人資格で参加しているロシア勢のROC(ロシアオリンピック委員会)を45‐36で下した。
女子ボクシング初の決勝へ【ボクシング】
31日、ボクシング女子フェザー級準決勝が行われ、入江聖奈がイギリス代表で2019年世界選手権銅メダリストのリス・アーティングストールを3-2の判定で破り、決勝進出をはたした。これによりボクシング日本女子として初のメダルは、銀以上となることが確定した。日本勢としては、2012年ロンドン五輪のミドル級・村田諒太、バンタム級・清水聡以来のメダルとなる。注目は8月3日に行われる。