8/1(日)に東京・きゅりあん小ホールで開催されたSuper Body Contest(SBC) TOKYO09(東京大会)で、岡野紘大が男子のChampion of the show(総合優勝)を勝ち取った。普段はダンサーとしても活動しているという岡野は、ダイナミックなパフォーマンスで観客を魅了。ベストパフォーマンス賞との2冠も達成した。
洗練された肉体とパフォーマンスで高い評価を受けたが、本人は今回の結果に決して満足していない。己の反省点を振り返ると、さらなる高みを見据えて力を込めた。
「総合優勝をいただけて嬉しい気持ちと同時に、課題も見つかったので明日からまたトレーニングに励みたいです。個人的には背中をもう少し付けたいと思っていたので、その点は要強化ですね。今回は大きさをメインで考えていたので、少し絞りを弱めにしたんです。今後はさらに絞っていくので、まずは背中を鍛えることで、絞っても大きさを保てるようにしたいと思います」
飽くなき向上心が魅力的な岡野だが、実は食生活の管理は苦手。甘いものが大好きで、ケーキやアイスをお腹いっぱい食べるのが至福の瞬間だという。しかし理想の身体を作るためには、食生活も大切だということを彼は知っている。
「ご飯をケーキやアイスクリームで済ませることが結構多くて(笑)。コンテスト前だけは真面目に栄養バランスのとれた食事をするんですけど、もう少しちゃんとやらないといけないと思います。肉や魚をしっかり摂って、普段の食生活から改善していきたいですね。筋肥大と絞りを両立するには、そういったことも大切だと思うので」
自身を客観的に分析し、飛躍の土台は整ったといえるだろう。そんな岡野に、今後目指す目標を聞いてみた。
「今年で40歳を迎えるんですけど、39歳の時の自分よりもさらにいい身体になって、若々しくなるというのが目標ですね。誰かに勝つという事ではなくて、去年の自分を越えていきたいんです」
つねに自己ベストを更新し続ける姿はエネルギーに溢れている。岡野の挑戦から、今後も目が離せない。
文/森本雄大
写真/木村雄大、森本雄大