1. Home
  2. マッスル
  3. 「鳥取でのトレーニング仙人との出会い」小島よしお②【筋の旅人】

「鳥取でのトレーニング仙人との出会い」小島よしお②【筋の旅人】

海パン姿とムキムキの体を駆使したギャグで人気を集めるタレントの小島よしおさん。その鍛え上げられた肉体は誰もが気になっているはず。小島さんのトレーニングの原点はどこにあり、いかにして作り上げられたものなのか? 2回目となる今回はトレーニングのマンネリ化に変化を起こした出来事を紹介。

――高校2年生からこれまでの長きにわたってトレーニングを続けてこられた秘訣を教えてください。

小島:実は30歳くらいになったときに、トレーニングがマンネリになっていて、体も少しダボついている時期があったんです。そんなときに「ベストボディ・ジャパン」の名古屋大会に出場しました。名古屋なので東に住んでいる方も西に住んでいる方も出てきていて、大会後の打ち上げで筋肉の話をしている中で、鳥取にすごい人がいるという話を聞いたんです。そこで「今度行くので一緒に行きませんか?」と誘われて、鳥取のトレーナーさんのところに行ったことが大きかったですね。

――鳥取までパーソナルトレーニングを受けに行ったんですか!

小島:長田哲也さんという、スポーツ整体師、カイロプラクターをやっているパーソナルトレーナーさんがいるんです。その方は、パーソナルトレーナーの方が習いにいくような仙人みたいな人なんですよ。長田ケアセンターという、本来は治療院なのですが、パーソナルトレーナーの仕事が多くなっているほどです。

――そこで指導を受けたのですね。

小島:ここで指導してもらって、それまでのトレーニングが実は間違っていたということに気づかされました。初期の頃は自分の筋力が弱いから筋肉が反応していたのですが、ある程度筋肉がついてからは筋トレをしていても全然変わらないし、むしろ落ちていくという感じでモチベーションが下がっていました。だけど長田さんに見てもらってすごく変わりましたね。

――どのような指導だったのですか?

小島:初めて行ったときに「ベンチプレスやってみてください」と言われてやったんです。ベンチプレスは高校時代からやっていて自信があったんですけど、「10効かせられるとしたら小島さんは0.5しか効かせられていません」と言われてビックリしました。実際、長田さんにやり方を教わってやってみたら、今までのやり方は本当に効いてなかったんだなってわかって、そこから一人で鳥取に通うようになりました。泊まり込みで計6回行かせてもらって、いろいろ教わりましたね。ここでトレーニングを見てもらって、すごく良くなりました。

――すごく大きな出会いだったのですね。

小島:それまでは無理やり重たいものを扱って肩を痛めたりということがあったのですが、正しいやり方を教わったことでケガもなくなりました。高重量を扱う必要はなくて、どれだけ負荷を逃がさずに効かせられるかというトレーニングなんです。手の位置や微妙なところをミリ単位で調整していただいて、「負荷が逃げています」みたいな感じで指導してもらうので、バキバキに効くんです。腹筋にしてもいろいろなやり方を教えてもらったので、バリエーションが増えてマンネリもなくなりました。

――腹筋はどんなやり方なんですか?

小島:いろいろあるんですがその時に教えてもらったのは、仰向けになってお腹を凹ませた状態をつくって、伸展と収縮を繰り返すという腹筋です。これは本当にきつくて10~20回で限界がきます。

――自重でそれだけ追い込めるということは効果が大きいのですね。

小島:昔は回数に縛られて500回やったりしていたんですけど、それだけ回数ができるというのは効いていないということでもあるので、回数は少なくても効かせられる方法にシフトしました。

(“鳥取式”の腹筋)

――現在は仕事もかなり忙しいと思います。時間がない中でもトレーニングを続けていく秘訣は?

小島:始めるハードルを低くするということですね。

――どういう意味でしょうか?

小島:ジムに行き始めたばかりの人は、行くまでにすごく気合を入れて、「今日は鍛える日だ!」みたいな感じにならないとできない人もいると思います。特別な日にしてしまうと、ジムから足が遠のいてしまうと思うんです。だから自分の用意さえできれいればいいみたいにハードルを低くするんです。

――気軽にジムに行けるようにすると。

小島:日常に入れ込むというか、喫茶店行くみたいな感じで体を鍛えるというくらいまでなれたらいいですよね。ジムに行き始めのときは「今日はプロテインを忘れたからやめよう」とか、「着替えを忘れたからやめておこう」とか、勝手に言い訳をつくってやめてしまうんですよ。別に服がなかろうが、プロテインがなかろうが、自分さえやろうと思えばできるので。できることをやるためには、いろいろな引き出しを持っていたほうがいいので、そういう意味でも鳥取で教わったことが生きています。

取材、文/佐久間一彦
写真/佐藤まりえ


小島よしお(こじま・よしお)
1980年11月18日生まれ、沖縄県出身、千葉県育ち。早稲田大学教育学部国語国文科卒。2007年に「そんなの関係ねぇ!」「おっぱっぴー」の二つが「ユーキャン新語・流行語大賞2007」にノミネートされるなど一躍人気者に。2020年からスタートしたYoutubeチャンネル「小島よしおのおっぱっぴー小学校」が人気を集めている。