11/6(日)早稲田大学にて、学園祭の名物企画である「ミスター早稲田」が開催された。ミスター早稲田とは、早大バーベルクラブ主催の”学内No1マッチョ”を決める大会。ミスターの称号を得るべく、若き選手たちが弾ける笑顔でパフォーマンスをくり広げた。ここでは激戦を勝ち抜き準ミスター早稲田の栄冠を手にした、永田将義選手(4年)のインタビューをお届けする。
前からずっと一緒にいたんじゃないかと思うくらい、仲間と喜びを分かち合えた
――準ミスターおめでとうございます。ステージでは感極まる場面もありました。
「ありがとうございます。自分は4年生なので、最後に形に残る結果を出すことができてとてもうれしかったです」
――ここまでの学生生活はどのように過ごしてきましたか。
「じつは早大バーベルクラブに入ったのは今年からでした。それまでは理工硬式野球部に入っていたのですが、野球部では選手として活躍することができませんでした。4年生になって修士も決まったので、最後に自分の力で何か結果を出したいなと思ったんです。以前から筋トレをしていたので、大会経験はありませんがミスター早稲田に挑戦するために入部しました」
――バーベルクラブに入部してから、トレーニングライフに変化はありましたか。
「ずっとひとりで筋トレをしてきたので、みんなと一緒にやるようになってメニューなど、変わったことも多かったです。目標のためには食事管理も必要になってくるので、家族に迷惑をかけたこともありました。そういった思い出が浮かんできて、込み上げてくるものがありました」
――準ミスターを獲れたことで自信がついたり、今後の人生に好影響はありそうですか。
「今後も目標に向かってがんばることができそうです。受験や野球でもそうでしたが、自分は目標を掲げたらそれに必死でしがみつくタイプだと感じています。今後は研究や就活などがあるので、目標をシフトしてまたがんばっていこうと思います」
――入部した動機は結果のためだったと思います。そこからサークル愛のようなものは芽生えましたか。
「はい。そもそも、4年生を受け入れてくれるクラブはなかなかないと思うんです。それでも自分を受け入れてくれて、1年生から4年生まで分け隔てなく接してくれました。一緒に過ごした時間は短かったですが、今日も前からずっと一緒にいたんじゃないかと思うくらい、仲間と喜びを分かち合うことができました。入部して本当によかったです」
――今後、大会に出てみたい気持ちはありますか。
「自分の出場予定はありませんが、後輩が大会に出たら見に行きたいなという気持ちが湧いてきました。1年生もすごくがんばっているので、今後が楽しみです」
取材・文/森本雄大
写真/森本雄大