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最強の味噌汁の具は?【桑原弘樹の栄養LOVE】

サプリメント実践的活用のスペシャリストである桑原弘樹さんが、サプリや栄養や肉体に関する疑問を解決する連載。第169回は、栄養的な観点から見た最強の味噌汁の具について。

■豆腐、ネギ、しじみはとくにおすすめ

味噌汁に何を期待するのかによるかと思いますので、個人的な独断で決めてみたいと思います。本当は豚肉とネギという組み合わせが最強だと思っているのですが、そうなると味噌汁というよりも豚汁というイメージなってしまいますので、ここでは除外としておきます。

一般的な味噌汁の具の想定ですと、豆腐を最強の具として選んでおきたいと思います。豆腐は良質の植物性タンパク質という点で、まずポイントを大きく稼ぎます。その上で他にも機能性の成分を多く含みます。代表的なのはイソフラボンだと思いますが、同じく大豆に豊富なカルシウムとセットで、骨粗しょう症予防としても期待できます。

他にはレシチンも豊富です。レシチンは脂質代謝を促進するのでダイエット志向の人にもピッタリですし、強い乳化機能があるので悪玉コレステロールを下げるといった健康志向にもマッチします。またサポニンは抗酸化やコレステロール低減といった機能があり、まさに機能性成分の宝庫とも言えます。

味噌汁に豆腐だけというのは少し寂しいので、できればネギをセットで入れるとさらに強化されていきます。ネギはアリシンが豊富な攻めの野菜です。ビタミンB1との相性が抜群なので、元来豚肉とセットが理想なのですが、豆腐にも含まれていますから疲労回復効果が期待できます。味噌も大豆が原料ですから、豆腐との相性はよくて当たり前かもしれませんね。

他に候補を挙げるとするなら、しじみでしょうか。そもそもおいしさはしじみが抜群な気がしますが、昨今流行りのオルニチンが豊富なのは見逃せません。オルニチン回路の材料ですので、二日酔いの日にはさらにドンピシャな具となりますが、日常的にも疲労回復効果が期待できます。朝の食欲のあまりないような時でも、しじみのお味噌汁であれば飲みやいのではないでしょうか。できればここにもネギが入るとより効果が期待できます


桑原弘樹(くわばら・ひろき)
1961年4月6日生まれ。1984年立教大学を卒業後、江崎グリコ株式会社に入社。開発、経営企画などを経て、サプリメント事業を立ち上げ、16年以上にわたってスポーツサプリメントの企画・開発に携わる。現在は桑原塾を主宰。NESTA JAPAN(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会 日本支部)のPDA(プログラム開発担当)。また、国内外で活躍する数多くのトップアスリートに対して、サプリメント活用を取り入れた独自のコンディショニング指導を行ない、Tarzan(マガジンハウス)など各種スポーツ誌の企画監修や執筆、幅広いテーマでの講演会など多方面で活躍中。著書に「サプリメントまるわかり大事典」(ベースボールマガジン社)、「私は15キロ痩せるのも太るのも簡単だ!クワバラ式体重管理メソッド」(講談社)、「サプリメント健康バイブル」(学研)などがある。プロフィール写真のタンクトップにある300/365の文字は、年間365日あるうち300回のワークアウトを推奨した活動の総称となっている。300日ではなく300回であることがポイントで、1日2回のワークアウトでも可。決して低くはないハードルだが、あえて高めの目標設定をすることで肉体の進化が約束されると桑原塾は考え、実践している。