ノドのケアにおすすめの食材はある?【桑原弘樹の栄養LOVE】




サプリメント実践的活用のスペシャリストである桑原弘樹さんが、サプリや栄養や肉体に関する疑問を解決する連載。第191回は、ノドにいいと言われる食材を紹介。

■ビタミンAは粘膜の保護に効果あり

私も仕事で話をすることが多い上に、弱点のひとつがノドということもあってノドのケアには気を遣っています。セミナーの後は、しばらくヴィックスドロップのような強めのキャンディを舐めながら、無口になって(笑)ノドを休めるようにしますし、酷使した晩は吸入をしてから寝るようにします。冬場は就寝時の乾燥にも気をつけるようにしています。余談ですが、就寝時には厚手のパーカーやジーンズを寝室で干すと、乾燥防止と洗濯物がきれいに乾くのと、柔軟剤の匂いで寝室が包まれるという3つのメリットがあります。

ではノドのケアにおすすめの食材は何かですが、抗炎症という観点で言えば、生姜(ジンゲロール)、ネギ(アリシン)、キンカン(ヘスペリジン)、梨(ソルビトール)といったところが代表的です。のど飴に配合されている成分を思い出すとイメージしやすいかもしれません。

またビタミンAは粘膜の保護に効果がありますから、ビタミンAが豊富な食材も意識するといいでしょう。ビタミンAと言えばレバーや卵といった動物性の食材が多いのですが、にんじんやほうれん草にも多く含まれますので、いわゆる緑黄色野菜をしっかりと摂るようにするといいです。その他、緑茶の成分のカテキンは強い殺菌や抗炎症効果があるので、ノドを酷使した後は緑茶を飲むのがおすすめです。カラオケの後には緑茶でうがいをしておくのもひとつの手かもしれません。

逆に、ノドにとっておすすめでない食材もあります。いわゆる刺激物です。たとえば唐辛子をはじめとする香辛料やスパイスは、ノドのケアの際には控えめにしたほうがいいでしょう。カフェインやアルコールもマイナスに作用しますので、同様に控えめにです。マスクはコロナ対策として定着した感がありますが、ノドのケアという観点からもメリットがあります。ノドが痛んだと思ったら緑茶でうがいをして、のど飴を舐めながらマスクをして無口でいる。一度試してみてください。


桑原弘樹(くわばら・ひろき)
1961年4月6日生まれ。1984年立教大学を卒業後、江崎グリコ株式会社に入社。開発、経営企画などを経て、サプリメント事業を立ち上げ、16年以上にわたってスポーツサプリメントの企画・開発に携わる。現在は桑原塾を主宰。NESTA JAPAN(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会 日本支部)のPDA(プログラム開発担当)。また、国内外で活躍する数多くのトップアスリートに対して、サプリメント活用を取り入れた独自のコンディショニング指導を行ない、Tarzan(マガジンハウス)など各種スポーツ誌の企画監修や執筆、幅広いテーマでの講演会など多方面で活躍中。著書に「サプリメントまるわかり大事典」(ベースボールマガジン社)、「私は15キロ痩せるのも太るのも簡単だ!クワバラ式体重管理メソッド」(講談社)、「サプリメント健康バイブル」(学研)などがある。プロフィール写真のタンクトップにある300/365の文字は、年間365日あるうち300回のワークアウトを推奨した活動の総称となっている。300日ではなく300回であることがポイントで、1日2回のワークアウトでも可。決して低くはないハードルだが、あえて高めの目標設定をすることで肉体の進化が約束されると桑原塾は考え、実践している。