ローテーターカフ(回旋筋腱板)を構成する筋肉の一つ。肩甲上腕関節の固定や、上腕骨の円滑な動きに作用する。
棘上筋腱は肩峰下空間と呼ばれる限られた隙間を走行し、棘上筋が弱くなったり硬くなると、棘上筋腱が炎症を起こすこともある。
その状態を一般的にインピンジメント症候群(肩を挙上する際、ある角度で痛みや引っかかりを感じ、それ以上に挙上できなくなる症状の総称)と呼ぶ。
三角筋の中部線維と同様の作用だが、棘上筋の役割は上腕骨頭を求心位に保つようにベクトルが働く。
日頃からケガの予防として筋トレだけではなく、肩関節周辺のストレッチも取り入れたい。
<起始>
・肩甲骨の棘上窩
<停止>
・上腕骨の大結節上部
<支配神経>
・肩甲上神経(C5~C6)
<主な働き>
・肩関節の外転、肩甲上腕関節の安定
<主なトレーニング法>
・エンプティカンエクササイズ
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