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【渡辺華奈のデートするならジムがいい 第40回】新しい環境に馴染む方法

新年度が始まって早くも1ヵ月が経とうとしています。個人的には1月よりも4月のほうが、年の変わり目という感覚があって、頑張ろうという気持ちになります。今回は新生活の思い出と、自分なりの新たな環境に馴染む方法を紹介したいと思います。

 

現在は4月になっても環境が大きく変わることはありませんが、昔は進級してクラス替えがあったり、進学したり、新入社員が入ってきたりと、毎年変化がありました。なかでも大学進学の際は、初めて家を出ての寮生活だったので、大きな変化がある年でした。

 

大学部活の寮の場合、先輩と同部屋ということが多いと思います。しかし、東海大学の寮はなんと一人部屋でした。アパートを借りて寮にしていたので、部屋にはトイレもお風呂もあって、一人の時間をつくれるのが魅力的でした。

 

食事は2部屋くらい潰してつくった食堂で、みんなで食べます。夜は先生の奥様と部員の一人が食事当番として全員分のご飯をつくります。朝ご飯は部員2人が食事当番に入って、朝練を休んで朝食の用意をします。長距離走のようなきつい朝練の日は、みんなが競って食事当番に入りたがっていました(笑)。

 

部活のほうでは全日本合宿で一緒になった選手もいたため、すぐに新しい環境に馴染むことができました。ただ、大学では武道学科の授業が多かったこともあって、一般の学生とは絡むことが少なく、こちらでは全然馴染んでいません。授業は単位を取るために出ているだけで、誰かと喋ることもなかったので、一般学生の友だちは、ほぼいませんでした。

 

新しい環境に入ったときの自分のコミュニケーション術は、自分から話しかけることです。話しかけるといっても自分の話をするのではなくて、相手の話をたくさん聞くようにしていました。「どこから来たの?」とか、他の部活の学生だったら競技のことを質問したりして、失礼のない範囲で相手のことを深堀りすると、結構楽しいものです。相手も自分の話をしたら、こちらにも話を振ってくれるので、会話がスムーズになります。

 

先に自分の話ばかりしてしまうのは要注意です。自分の場合も詳しい分野の話はついつい喋りすぎてしまうので、「なんかコイツすごい熱量で喋ってくるな」みたいに引かれないように気をつけています。

 

学生時代は体育会の生徒はみんな似たような環境だったので話が合ったのですが、社会人になってからは同じようにはいきませんでした。住む世界が違うような会社の方だと、どんな話題がいいのかわからなくて困りました。話すネタがないときは、とにかく愛想笑いです!

真面目な社会人時代

 

最近は新しい出会いというのがあまりありません。でも、新しい人と出会うことは、プラスになることが多いので、そういう環境に出ていくことも大事かなと思っています。食事会にお誘いいただいても、知らない方ばかりだと自分が行ってもいいのかな?って迷ったりします。でも、「初めまして」の方に知らない世界の話を聞くのは楽しいことなので、チャンスがあれば、いろいろ参加できたらと思っています。

 

新年度から新しい環境に入っている方は、周りの人に積極的に話しかけて、早く環境に馴染めるように頑張ってください。

 

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渡辺華奈(わたなべ・かな)
1988年8月21日、東京都出身。7歳から柔道を始め、高校ではインターハイ2位、アジアジュニア優勝などの実績を残し、東海大進学後、1年時に全日本ジュニア優勝を飾る。卒業後、JR東日本へ入社し、オリンピックを目指して競技を続けた。2017年に同社を退社し、格闘家に転身。同年12月3日にデビューを勝利で飾ると29日にはRIZIN初参戦で実力者杉山しずかに勝利。2021年よりアメリカ格闘技団体「ベラトール」に参戦している。所属はFIGHTER’S FLOW