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パーソナルトレーナー百人斬られ(仮)Vol.2 澤 宗紀(FLENJI)前編【佐久間編集長コラム「週刊VITUP!」第208回】

VITUP!編集長・佐久間が全国のパーソナルトレーナーさんを巡っていく「パーソナルトレーナー百人斬られ(仮)」。今回は“やりすぎくらいがちょうどイイ!”のキャッチフレーズで活躍した元プロレスラーの澤宗紀さんを訪問。プロレスラー引退から、いかにしてパーソナルトレーナーの道へと進んだのか? 実際のトレーニングに入る前に、前編ではその人物像に迫ります。

澤宗紀さんは“やりすぎくらいがちょうどイイ!”をキャッチフレーズにした、激しいファイトで人気を集めた元プロレスラー。2011年11月、所属するプロレス団体・格闘探偵団バトラーツの解散を機に、32歳の若さで自身もリングを下りる決断をしました。

 

「プロレスラーになる」という夢を叶え、現役を駆け抜けた澤さんでしたが、第二の人生はなかなか思うようにはいきませんでした。自分に何が適しているのかを模索し、転職を繰り返す日々が続いたのです。

 

「引退後、ソフトバンクでサラリーマンとして働いて、その後はカメラをいじったこともないのに水中カメラマンにも挑戦しました(苦笑)。それから建築業に転職したり、今の仕事にたどり着くまで、7回も転職したんです。実はフィットネス業界も一度は挫折しています。資格を取ろうと思って本を貸してもらったら、すごく勉強が必要だとわかって、これは無理だと諦めて逃げたんです」

 

計7度の転職を繰り返し、いろいろな世界を見た結果、「自分がやりたいのはフィットネスだ」と再認識。一度は「逃げた」トレーナーの勉強に本腰を入れて、資格を取り、フィットネスジムでトレーナーとしての研修を受けて、5年前からパーソナルトレーナーとして活動を開始しました。

 

「遠回りしましたけど、7~8年かけてようやく新たな天職を見つけられました。天職って人生で一つでも見つかればラッキーなのに、自分は二つも見つけられて本当に幸運です。回り道も実はすごく役に立っています。最初からトレーナーをやっていたら、『なんでもっとトレーニングをしないんだろう?』という考え方しかできなかったかもしれませんが、サラリーマンを経験しているので、お客様と同じ目線になれるんです。仕事終わりでジムに来たら遅い時間になるし、疲れていることもあります。それがわかるから、お客様目線でトレーニングを見ることができるので、それは良かったなと思います。人生に無駄なことはないんだなって感じています」

 

プロレスラー時代は“やりすぎくらいがちょうどイイ!”のスタンスだったものの、トレーニングは、「やりすぎないほうがいい」と言います。澤さんが大事にしているのは、「遊び感覚」の楽しさです。

 

「真面目な人ほど一生懸命になりすぎて燃え尽きてしまうんです。60~70パーセントくらいで無理なく続けるのが一番です。ジムに来て着替えただけでも100点です。スクワットをやったらもう完璧です。トレーニングは大変なものではないので、敷居を下げてあげることが大事かなと思っています」

 

人生に無駄なことはないという澤さんは、プロレス時代の経験もパーソナルトレーニングに生かしています。試合を盛り上げていくのと同じように、トレーニングを盛り上げていくのです。

「大きい筋肉から攻めるというような基本はありますが、トレーニングってプロレスの試合と共通するところがあると思うんです。プロレスは序盤にグラウンドレスリングがあったり、お客さんが盛り上がってないと思ったら場外戦を仕掛けてみたりして、最後はどんなフィニッシュにするか考えます。トレーニングも同じで、地味にきついことばかりやっていると、お客様が嫌になってしまうので、きついことをやった後は得意な種目や新鮮なメニューを入れたり、最後はスカッとして終わるようにしたりと、流れを考えます。これはプロレスから学んだことです」

 

プロレスに続く第二の天職を見つけた澤さんが目指すのは「総合案内所」。トレーニングを始めたい人の入り口になるというのが、これからの目標です。

 

「僕はストロングマンの大会に出たり、ケトルベルの大会に出たりもしましたし、アニマルフローの資格も取りました。それぞれ深さはないのですが、いろいろなことを知っているので、初めてトレーニングをする方に『こんなトレーニングもありますよ』と、ウエイトトレーニング以外の選択肢を与えることができます。トレーニングの総合案内所みたいな存在になりたいと思っています。初心者の方の入り口になりたいです。そこからトレーニングに興味を持って、もっと専門的にやりたいとなったら、それに合ったトレーナーさんを紹介できます。そういうマッチングもやっていけたらなと思っています」

 

巡り巡ってたどり着いた天職。トレーニングの素晴らしさを実感しているからこそ、多くの人が始めやすい環境をつくりたい。それが澤さんの思いです。初心者でも安心安全な総合案内所へ、ぜひ足を運んでみてください。

 

というわけで、次回は実際のパーソナルトレーニングの様子をお届けします!

 

【トレーナーPROFILE】
澤 宗紀(さわ・むねのり)
1979年4月20日、東京都出身。2003年8月31日にプロレスラーとしてデビュー。激しいファイトで人気を集め、「天下一ジュニアトーナメント」優勝、NWAインターコンチネンタルタッグ王座、NWAインターナショナルタイトタッグ王座を獲得するなど活躍。2011年に現役を引退した。さまざまな職を経験した後、パーソナルトレーニングを目指してPTCセントラルスポーツ認定資格、アニマルフローL1インストラクターを取得。現在は高円寺のFLENJIほかでパーソナルトレーニングの指導をしている。

 

【店舗情報】
FLENJI
〔住所〕東京都杉並区高円寺北2-6-1 湘和ビル7F
〔料金〕(価格は税込)
■会員登録事務手続き:11,000円
【フレンジパーソナルトレーニング(60分)】
1回分(都度料金)/8,800円
4回分(期限なし)/33,000円
16回分(期限なし)/123,200円
※お友達、ご家族誰とでも! ペアトレーニング(3人まで)がお一人様と同じ料金でご案内可能
【お試しコース】
2,200円
【パーソナルストレッチ】
30分/3,850円
60分/7,700円
【グループレッスン(4人以下)】
60分/会員=3,300円、非会員=3,850円
〔営業時間〕
10:00~22:00(水曜定休日)

 

佐久間一彦(さくま・かずひこ)
1975年8月27日、神奈川県出身。学生時代はレスリング選手として活躍し、高校日本代表選出、全日本大学選手権準優勝などの実績を残す。青山学院大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。2007年~2010年まで「週刊プロレス」の編集長を務める。2010年にライトハウスに入社。スポーツジャーナリストとして数多くのプロスポーツ選手、オリンピアン、パラリンピアンの取材を手がける。