コーヒーを飲むメリット、デメリットは?【桑原弘樹の栄養LOVE】




サプリメント実践的活用のスペシャリストである桑原弘樹さんが、サプリや栄養や肉体に関する疑問を解決する連載。今回は、コーヒーのメリットとデメリットについて。
※本記事は、2021年に公開した記事を再編集して紹介するものとなります。

■カフェインは疲労を感じさせない効果がある

コーヒーに含まれる成分で、誰もが最初に思いつくのはカフェインですね。カフェインは窒素原子を含む天然由来の有機化合物であるアルカロイドの一種です。

疲労を感じさせるアデノシンの受容体とカフェインの相性がいいため、カフェインがアデノシンをブロックして疲労を感じさせない効果があります。そしてその結果、ノルアドレナリンなどの覚醒系の神経伝達物質が活発となるため、ホルモン感受性リパーゼが活性化します。これがカフェインの脂肪分解効果です。

他にも鎮痛効果もあり、風邪薬などに配合されたりもしています。逆にデメリットは過剰摂取によるさまざまな副作用です。軽微なものであれば頭痛や吐き気程度ですが、摂取量としては現実的ではありませんが、一度に5gほど飲むと死に至る可能性もあるほどです。

大変お恥ずかしい話ですが、私も以前にカフェインの摂取量を間違えて大失敗をしたことがあります。3人で脚の合同トレをする際にカフェインの配合を間違えて(恐らく1gほど摂取)、摂取後しばらくして気分が悪くなり、蛍光灯の明かりも直視できなくなり、しばらく横になって休むという失態をさらけ出したのでした。

◆カフェインは常用性がある