ミノワマンが語るリアル超人への道Vol.2「喘息持ちで病弱でした」




「走るとすぐ咳が出て、体重も50㎏くらいしかなかったです」

——ただ当時は喘息もあって、どちらかと言うと体は弱いほうだったと聞いています。

「喘息持ちで病弱でした。今でもたまにありますけど、高校生くらいまではひどかったです。だから親とか先生、友達とかにプロレスラーになるという話をしても、誰も真剣に聞いてくれなかったです。『喘息なのになれるわけないじゃん』という感じでした」

——中学時代はサッカー部ですよね。

「プロレスは好きで見ていましたけど、中学2年生になるまでは本気でプロレスラーになろうとは思わなかったです。どちらかと言えばモテたいという気持ちがあったのでサッカー部に入りました」

後列の右から4人目が、中学時代のミノワマン。補欠のため、ユニホームは赤ではなく白だった

——モテましたか?

「補欠でしたし全然モテなかったです(笑)。サッカーの補欠って、ほとんどボール拾いですし、ボール拾いと言ってもつねに飛んでくるわけじゃないので暇なんです。あまりにも暇なので、サッカーゴールを利用して補欠同士でプロレスごっこをやっていました。当時は猪木さん、武藤敬司さん、馳浩さんが好きで、よく真似をしていましたね」

――サッカーを始めても、あまり体は強くならなかったですか。

「そうですね。走るとすぐ咳が出てしまうのでキツかったです。体重も50㎏くらいしかなかったですし、試合も数回しか出ませんでした」

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