伊之助ボディを目指した3ヶ月間。「コスプレが自分を変えるきっかけになりました」(野城タクヤ)【アコスタ池袋】




池袋で開催されたコスプレイベント「acosta!@池袋サンシャインシティ」(6月25日~26日)。多くのコスプレイヤーで賑わう同イベントは、今回も多くのコスプレイヤーが参加し大盛況となった。そこでVITUP! 編集部が、筋肉自慢・スタイル自慢のコスプレイヤーたちに取材を敢行し、その秘密や人物像を探っていく。インタビュー1人目は、コスプレがトレーニングの原動力になったという、野城タクヤさんに話を聞いた。

トレーニングの原点は「キャラクターを壊したくない」という気持ち

――コスプレを始めたきっかけを教えてください。

「もともとアニメやマンガが好きで、自分もキャラになりきってみようと思ったからです。それから初めて参加したコミックマーケットで、『鬼滅の刃』の伊之助のコスプレをしました。とはいえかなりガリガリだったので、『自分がコスプレする中で、キャラクターを壊したくない』という思いが湧いてきて本格的にトレーニングを始めました」

――コスプレがきっかけでしっかり鍛えるようになったと。

「はい。就職してからランナーとして活動していたので、それまでは走るための筋トレしかしていませんでした。伊之助のコスプレをするまでは、あばらなども見えていたくらいだったんですよ。それでも一念発起して、コスプレをするまでに3ヶ月間必死に筋トレをして体をつくりました。コスプレが自分を変えるきっかけをくれたんです」

――就職してから走り始めたのですか?

「はい。仕事を始めてから走るようになりました。というのも職場の名前を背負って、ランニングの大会に出場するようになったんです。いい結果を出さないといけないという思いもあるので、気合いも入ってがんばることができています」

――職場でそのようなことがあるのは、特殊ですね。お仕事は何をされているのでしょうか。

「公安系の仕事をしているので、一般の人よりハードに鍛える必要があるんです。トレーニングメニューは自分で考えてやっていますが、懸垂と腹筋ローラー、ベンチプレスの3種目しかやっていません。普段からランニングをしているので、走って筋トレして1日を終えるという感じです。ただベンチプレスでは胸筋の真ん中寄りがなかなかつかないので、改善したいと思っています」

――改善のために、どのようなトレーニングをやっていこうというのはありますか。

「ダンベルを使って、胸を収縮させるような動きを取り入れようと思っています。自己流だけだと難しいこともあるので、筋トレに詳しい同僚に話を聞いて参考にすることもあります。その同僚はトレーナーというわけではないのですが、私よりも3~4倍は胸筋が大きい筋トレバカですね(笑)」

――最後に今後の目標を教えてください。

「もっと筋肉を大きくしていきたいですね。伊之助はもっと胸筋があるので、自分で筋トレを続けて、これからも磨いていきたいと思います。筋トレはすでに継続が習慣になっているので、このまま行けるところまで続けていきたいです」

野城タクヤさん(@sevens_BLUE_key

取材/森本雄大
文/林嵩
写真/森本雄大