【渡辺華奈のデートするならジムがいい 第46回】試合のときは弁当が大事!




那須川天心選手と武尊選手の一戦が行なわれた「THE MATCH 2022」東京ドーム大会を、一人の格闘技ファンとして観戦させていただきました。チケットぴあで2万5000円の席を購入したのですが、とにかく人がすごかったことが印象に残っています。試合のことはすでにたくさん報じられていますし、自分がどうこう言える立場ではないので書きません(キッパリ)。ただ、格闘技であれだけたくさんのお客さんが集まるのは久しぶりのことですし、本当にすごくて刺激を受けました。

 

東京ドームといえば、なんといっても印象的なのがあの長い花道です。あそこを入場するのは気持ちいいと思う反面、自分は間が持たないのでスタスタいってしまうと思います(笑)。UFCにしてもベラトールにしても、海外はあまり選手の入場には重きを置いていなくて、あおりVTRもないですし、結構あっさりしています。入場の演出というのは、日本ならではの文化かもしれないですね。大きな舞台はより演出が華やかで、見ていて羨ましいですし、自分も東京ドームで試合をしてみたいと思いました。リングから客席を見たらどんな感じなのか気になります。

 

東京ドームでの試合を見たということで、今回のコラムでは試合会場の話を書いていこうと思います。

 

さいたまスーパーアリーナ、横浜アリーナ、後楽園ホール、新宿FACE……試合会場の好き嫌いはとくにありません、会場によってお客さんとの距離感は違っても、自分はあまり気なりません。それよりも気になるのは、控室の大きさです。

 

後楽園ホールは伝統のある会場で、どの席からも見やすく、お客さんにとっては一番いい会場だと思います。その一方で昔ながらの会場なので、控室が狭いんです。だいたい一部屋に4人くらい入るので、どうしてもスペースが限られます。また、控室が狭いとアップをする場所がなく、多くの選手は階段付近でアップをしています。

 

控室は面白いもので、“勝ち部屋”“負け部屋”みたいになりがちです。同じ控室の人がみんな勝っていると「勝ち部屋だね」みたいに話すこともあります。不思議なもので結構そういう流れがあるんです。同じ控室の選手が負けると、ちょっと流れが悪いなと感じたりします。

 

控室で言うなら、さいたまスーパーアリーナは、すごく広くて過ごしやすい会場です。そしてRIZINの場合は、ケータリングが充実しているのがうれしいところです。必ずお弁当があって、水やバナナもご自由に!という感じで用意されています。セコンドで会場に行くときは、真っ先に弁当をチェックします(笑)。試合数が多いときは、午前の弁当と午後の弁当があるんですよ。

会場に着いたらまずは弁当チェック

 

自分が試合のときは、基本的に会場ではあまり食べません。試合が夜だとしたら、朝、試合の10~12時間前にはしっかりご飯を食べて、それからはエネルギーゼリーだったり、カステラだったりを少しずつ摂るようにして、なるべく空腹の状態でリングに上がるようにしています。

 

試合では物すごくエネルギーを使うので、終わった後はめちゃくちゃお腹が空きます。なので自分は試合が終わって控室に帰ったら、すぐにお弁当を食べています。試合直後に?と思うかもしれませんが、本当に終わってすぐに食べます。

 

以前、横浜アリーナで試合をしたときに、眼窩底骨折をして「すぐに病院に行きましょう」と言われたことがあります。そのときも「まずは弁当が先だ!」という感じで、「病院に行く前にお弁当を食べさせてください」と言って、しっかり食べてから病院に行きました(笑)。

 

試合会場での話を書こうと思ったのに、気づいたら弁当の話ばかりになっていました。それくらい弁当は大事だ!ということです。

 

試合会場に話を戻すと、今後、試合をしてみたい会場は、やはり海外のすごい会場です。自分は海外志向が強いので、ニューヨークのMSGや、ラスベガスのMGMで試合をしてみたいです。日本だったら東京ドームです。そして、さいたまスーパーアリーナのスタジアムモードではまだ試合をしたことがないので、格闘技人気がもっと高まって、フルサイズのさいたまスーパーアリーナでも闘ってみたいと思っています。

 

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渡辺華奈(わたなべ・かな)
1988年8月21日、東京都出身。7歳から柔道を始め、高校ではインターハイ2位、アジアジュニア優勝などの実績を残し、東海大進学後、1年時に全日本ジュニア優勝を飾る。卒業後、JR東日本へ入社し、オリンピックを目指して競技を続けた。2017年に同社を退社し、格闘家に転身。同年12月3日にデビューを勝利で飾ると29日にはRIZIN初参戦で実力者杉山しずかに勝利。2021年よりアメリカ格闘技団体「ベラトール」に参戦している。所属はFIGHTER’S FLOW