理想の「砂時計ボディ」を体現。美しきボディラインを披露した木場田佳織が女王に輝く【SBBF×SBC】




「このタイトドレスのカテゴリーが新しくできると最初に聞いたときに、絶対にこれに出る!と決めていました。ドレス選びから今日に至るまで、ずっと楽しい気持ちのままやってこられました」

そう話すのは、8/6(土)に静岡・菊川市文化会館アエルにて開催された開催された、「SBBF×SBC(Super Body Contest」の新カテゴリー「SBC TIGHT」でChampion of the show(総合優勝)に輝いた木場田佳織だ。このカテゴリーはタイトドレスを着用してのコンテストであり、この大会で初めて開催された。

「ポージングは本当に細かく考えました。『砂時計ボディライン』がコンセプトということなので、どの角度から見せたらそう見えるのかを、何度も探りに探って。こういうポーズをしたらくびれが見やすいのかな、と。自分の身体との向き合い方も変わったと思います」

このカテゴリーについては、立ち上げの中心となったSBCのヘッドコーチでありディレクターである木下智愛も深い思い入れを持っており、審査基準や規定ポーズはもちろん、ステージ登場の際のウォーキング流れ、カテゴリー別に黒と赤に分けられたドレスのカラー、そしてステージをイメージしてオリジナルで制作したBGMと、立ち上げにあたってこだわりぬいた競技である。そんな思いは、出場した選手たちにも伝わっていたようだ。

「このカテゴリーのコンセプトを智愛さんから聞いて、すごく共感できましたし、実際のステージは本当に楽かったです。BGMも素敵で、これまでに出場してきたカテゴリーとはまた違ったマインドになることができました。BGMに合わせて踊っているかのようなステージングをすることができて、でもその中で規定のポーズをしっかりととることができる。気分が乗るのを感じてステージに立っていました」

2週間後に控える東京大会でも、SBC TIGHTに絞って出場することを宣言。その先には決勝大会であるSBC FINALでの頂点も目指していく。ただし、あくまで大会はその先の理想を見据えてのマイルストーンであるとのこと。

「身体が変わっていくのが楽しいですし、大会に出ることはトレーニングのモチベーションにもなっています。短期的な目標として大会に出て優勝を目指しつつ、長期的な目標として筋トレをずっと続けていく。それこそ、おばあちゃんになっても続けられるようになりたいですね」

取材・文・写真/木村雄大