空条徐倫をドギャーン!と再現。絞りの秘訣は食事管理にあり【コミックマーケット100】




アニメ・マンガ好きの人々で賑わう一大イベント「コミックマーケット100」(8月13日~14日)が東京ビックサイトにて開催された。同イベントはサークルによる販売会だけでなく、多くのコスプレイヤーが参加することでも知られている。そこでVITUP! 編集部がコミケに出陣し、筋肉自慢・スタイル自慢のコスプレイヤーに取材を敢行した。インタビュー2人目は、徹底した食事管理で体型を維持しているという、彩花さんに話を聞いた。

コスプレで体への意識が向上。健康にも好影響があった

――見事に絞ったボディですね。日頃、トレーニングを行なったりしていますか。

「筋トレはあまりやっていないのですが、絞るために食事の管理はきっちりやっています」

――食事を工夫して体型を維持しているのですね。

「はい。食べた分だけ太ってしまう体質なので、コスプレイベントに合わせて減量しています。エクササイズはランニングなどの有酸素運動がメインですね。食事の管理に関しては記録を徹底していて、たとえばチートデーでも、食べたものをアプリに記録するようにしています。食べる時は何も考えずに登録だけしておいて、後から『今日は何キロカロリーオーバーした』というのを把握するんです。そうやって普段から自分の状態を知りつつ、コスプレイベントに合わせて減量し、体を仕上げるようにしています」

――ちなみに今回、女性のキャラクターを選んだ理由は?

「女性キャラを選んだ理由は、好きなアニメのキャラを再現したかったからです。私は『ジョジョの奇妙な冒険』が好きなのですが、男性キャラはボディビルダー並みにマッチョなので、自分には向いていないなと思いました。自分の身長と骨格なら『ジョジョ』の女性キャラに合っていると考え、空条徐倫のコスプレをしようと思いました」

――コスプレをしていてよかったと感じることはありますか。

「体づくりの大きなモチベーションになることです。コロナでコスプレイベントがなかった時期は、驚くほど太りましたね。私はこの体重ならイエローカード、ここからはレッドカード。というように体重を考えているんですけど、コスプレしなかった時期は間違いなくレッドカードだったと思います(笑)」

――それは恐ろしいです(笑)。レッドカードとはどんな状態だったのでしょうか。

「洋服がパツパツだなと思って体重を測ってみたら、今までのレッドカード状態の体重+5キロくらいの重量がありました。『人に見せる機会がないとこんなにも……』と感じましたね。そこから去年の冬コミケに向けて、かなりストイックに絞ってレッドカード状態から抜け出しました」

――ちなみに今の体重は?

「今の体重は57キロです。ピークの時は67キロくらいありましたね。今でも思い出すだけでぞっとする体重ですよ。そういった意味でもコスプレを通じて、健康にもいい影響があったと思います。まず健康は絶対にないといけないもので、美容やスタイルはその上に上乗せするものだと思います。チートデーでドカ食いする日もありますが、1週間や1ヶ月単位で見た食事のトータルバランスはしっかり意識するようにしています」

――今後、挑戦してみたいキャラクターはありますか。

「今後は『ブラックラグーン』のバラライカや、『化物語』のキスショットなどの女性キャラに挑戦できればと思っています。女性キャラを極めていきたいですね」

彩花さん(Twitter:@ayaka_nob

写真/らんさん(Twitter:@magnum19357
取材・文/森本雄大