グラビアアイドル兼パーソナルトレーナーとして活躍している谷まお莉さん。目指す体は、「むっちり感のあるグラマラスボディ」だという。そんな魅力的な体をつくるべく、谷さんが積極的に行なっているのがお尻のトレーニング。そこで今回は、普段行なっている尻トレメソッドを指導していただいた。
目指すお尻や体の状態によって、やるべきことは変わってくる
――谷さんのプロフィールに、「得意な種目はお尻のトレーニング」とありました。意識して鍛えているのでしょうか。
「はい。基本的に全身を鍛えていますが、グラマラスな体を目指すため、お尻のトレーニングには力を入れています。ヒップスラストは100kgを挙げることができます(笑)」
――それはすごいです(笑)。ヒップスラスト以外には、どのような種目を行なっていますか。
「種目としてはスクワット、デッドリフト、ブルガリアンスクワット、アウターサイ、ヒップスラスト、クラムシェル、ランジ……などです。ウエイト種目と自重種目を両方やりつつ、主要なトレーニングはだいたい取り入れるようにしています」
――トレーニング種目を選ぶ際のポイントはありますか。
「できれば全部やるのが理想なのですが、全部ハードにやるとかなりきついので……。最初は3種目くらいに絞るのがおすすめです。私の考えではスクワットとデッドリフトができると、下半身以外にも背中や体幹部など、いろいろな面で恩恵が受けられると思います。そこに自分に合った1種目を追加して、行なうようにするといいです」
――一口に美尻と言っても、いろいろなお尻がありますよね。
「そうですね。たとえば今流行りの韓国アイドルなどは、お尻は大きくないですけどヒップラインが上がっているんです。そういうお尻を目指すのでしたら、あまりお尻を大きくしてはいけないですよね。逆にラテン系の女性のようなお尻でしたら、もうブリブリに大きくしたほうがいいです。目指すお尻は人それぞれだと思いますので、それによってやることも変わるかと思います」
――正しく筋トレをすれば、誰でも美尻になれますか?
「それが、一概にそうとは言えないです。柔軟性が不足していると、まずは筋肉をほぐすことから始める必要があるので。そういった場合はストレッチをやるなど、アプローチを変える時もあります」
――必ずしも、筋トレからスタートではないと。
「はい。たとえば普段デスクワークをしていて、筋肉が固まっている人がいるとしますよね。そういう方は正しいフォームで筋トレしても、筋肉が正しい方向に動かないんです。なので、そこをまず変えていかないといけません。筋肉の硬さを取ったり、反り腰などの姿勢を改善するなど、根本的な解決が必要な場合もあります」
――ちなみに、美尻に共通する条件とは?
「ヒップラインが上向きで、丸みがあるお尻が理想だと思います。すごくマニアックなのですが、お尻のよさを決める根本的な部分は骨なんです。日本人はもともと仙骨が寝ている人が多いので、そういう場合は前傾をつくるために背中や腰のトレーニングを取り入れたり、仙骨の前傾を邪魔している硬い筋肉をほぐしたりします。トレーニング種目も大切ですけど、こういった根本的な部分も大事です」
――初心者でも行なえる、具体的な尻トレの種目を教えていただけませんか。
「わかりました! ではスクワット、デッドリフト、ブルガリアンスクワット、ヒップスラスト、クラムシェルの5種目を紹介します。ポイント説明を交えながら、ご紹介できればと思います」
◆グラドルトレーナー・谷まお莉さんが指導! 美尻をつくる尻トレは次のページへ