10/16(日)に京都・文化パルク城陽にて開催されたSuper Body Contest(SBC)の京都大会(KYOTO 09)。SBCは2019年に初開催されて今年で4年目を迎えており、それまで別団体でコンテストに出場してきた選手のみならず、初めてコンテストのステージに立つ選手が多いのも特徴だ。
この京都大会のSBC部門MONARCH(女子40歳~49歳)で優勝した武田裕美もその一人で、1ヶ月までに行なわれた福岡大会(9/11)でSBCに初参戦。「この大会に出ようと思ったキッカケが、腰のヘルニアになり、ランニングやロードバイクが乗れなくなり、筋トレを始めてからボディメイクの楽しさに目覚めました」と自身のInstagramに投稿しており、また、「同い年のりっかちゃん(黒川紀子選手)がこの大会に出てるのを見てチャレンジしてみようと思いました」とSBC参戦の理由を語っている。
その黒川は5月の静岡大会でSBC部門のChampion of the showに輝いており、この日の京都大会を観戦。「SBCファイナルに向けて方向性が明確になり、ブレない自分を取り戻すことができました。(中略)やはり私はSBCが大好きなんだと。改めて思った一日」と伝えている。彼女たちのように、ステージに立っている選手を見て自分も同じ舞台に立ちたいと思ったと出場理由を語る選手は多い。
武田は170cm超の長身を生かしたスラリとした美ボディを見せて、クラス優勝、そしてオーバーオール決戦であるChampion of the showの舞台も経験。大会後、「減量は57kgから53kgまで落とせましたが、下腹部がやはり減点な所」と反省点を述べつつも、「(12月に開催される決勝大会である)ファイナルには出場しないので、また来年度には今よりもっと進化していけるように、ボディメイクはこれからも頑張ります」とコメント。来年以降、さらなる磨きをかけた二人が同じSBCの舞台で並ぶ日はいずれやってくるだろう。
「大会に出場することで仲間が増えた」という声は選手たちからも多く聞かれており、ステージ、運営、観客が一体となって楽しい場をつくろうという雰囲気はSBCの魅力の一つ。今後、間違いなくこの波がさらに大きくなって全国各地に広がっていくはずだ。
文・写真/木村雄大