東京・しながわ水族館では現在、ハロウィンイベントを開催中。今年のテーマはなんと、「マッスルハロウィン」! 生き物たちの力強さや身体能力の秘密に迫る内容となっています。今回は、ゴールドジムとコラボして館内で開催した「筋肉トークショー」も含めたイベントの模様をお届けします。
イルカやアザラシなどのショーが特別仕様になっている他、ホラー要素を併せ持つ生き物の展示などもされている「マッスルハロウィン」期間中のしながわ水族館。水族館×ハロウィン×マッスル……いったいどんな内容になっているのでしょうか。
まず行ってみたのは、人気のイルカショー。ショーが始まると、さっそく流れてくるのはボンジョビの『It’s My Life』。“マッスル芸人”なかやまきんに君のテーマソングともいえる名曲をバックに、イルカの泳力やジャンプ力の源になっている筋肉や骨格の紹介がはじまりました。
「時速30kmで泳ぐイルカは、尾びれに強力な筋肉とそれを支えるV字骨を持っています」と、まさに彼らの身体能力の秘密に迫る解説が進んでいきます。続いて、ヴィレッジ・ピープルの『マッチョ・マン』をBGMにしたトレーニングパートへ。「みなさんも一緒に鍛えましょう!」というアナウンスとともに、観客は両腕を伸び縮みさせると、イルカたちも体を起こしてトレーニング!
もちろん、通年で開催しているイルカショーなので、ジャンプなど見ていて大興奮の大技もあり。優雅かつパワフルなイルカの姿を見るだけでも楽しいですが、“マッスル”な部分も知ったうえで見ると、より違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。
次に、2頭のゴマフアザラシによるショーにも行ってみました。
おばけ屋敷でよく聞く「ひゅ~」という音色を、アザラシたちがおばけ笛を使って鼻息で奏でるなど、ハロウィンに彩られた仕様でショーが進んでいきます。終盤には、天井に吊るされたかぼちゃの飾り物にタッチ!しなやかな筋肉から生み出される身体能力を見せてくれるアザラシたちは、まさにマッスル。最後には、ハロウィンバージョンに着飾った水族館公式キャラクター「しなフィン」を使ったポーズをとって、観客を魅了してくれました。
さらに10月16日(日)は、ゴールドジムトレーナーの相澤飛鳥さん×飼育員さんの筋肉トークショーも開催。飛鳥さんは、全国レベルの大会で実績を残すボディビルダーでもあり、ボディビル日本王者・相澤隼人さんの兄でもあります。
トークのテーマは、もちろん「筋肉」。
大胸筋の話になると、「ワコールのサイトで自分の胸のカップ数を調べたらGカップでした」と、飛鳥さんは胸の大きさをアピール。しかし逆に、水中を猛スピードで羽ばたくペンギンの大胸筋が大きく発達していると飼育員さんから説明を受けると、「まさに大胸筋が歩いてる」「ペンギンは動物界の合戸孝二さん」と、ボディビルダーならではのトークで会場を賑わせていきます。
続いて、最大で3mほどの大きさになるミズダコを紹介されると、そのデカさから「これはもうタコ界の鈴木雅さん」と発言。ミズダコは全身がほぼ筋肉でできており、吸盤もあるため、一度つかまるとなかなか離れません。そのため、新人飼育員から助けを呼ぶ悲鳴が無線で聞こえてくるというあるある話を聞くと、「普段食べているぶん、いつか逆襲されるかもしれない」と、その強さに驚いていました。
最後に飛鳥さんは「『もっと大胸筋をつけたい』、『ペンギンに勝ちたい』という方はぜひゴールドジムにいらしてください」と伝え、海洋生物×マッスルのトークはあっという間に終了しました。
こうしたハロウィン仕様になったイベントなどに加え、レストランでは期間限定グルメも販売中。北海道産カボチャのクリームパスタや、カボチャのクリームスープ・雲パンセットなど、ハロウィンらしくカボチャを使ったグルメも楽しめます。
他にも、マッスルハロウィンバージョンに模様替えしたミズクラゲのフォトスポット水槽や、特別仕様の各種ショーを開催。さらに仮装して来場した方には各日先日50名様に、体のどこにでも貼れる「マッスルフェイスシール」をプレゼント中。シールのデザインは、 “しなフィン”が仮装した今回だけの限定イラストです。
また、マッスルハロウィン期間中は、窓口にてゴールドジム会員証を掲示すると、入館料が割引となります。開催期間は10月31日までと残りわずかですが、ぜひ水族館に足を運び、“水族館の筋肉自慢たち”に会いにいってみてはいかがでしょうか。
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文・写真/シュー・ハヤシ