11/6（日）早稲田大学にて、学園祭の名物企画である「ミスター早稲田」が開催された。ミスター早稲田とは、早大バーベルクラブ主催の”学内No1マッチョ”を決める大会。ミスターの称号を得るべく、若き選手たちが弾ける笑顔でパフォーマンスをくり広げた。ここでは激戦を勝ち抜きミスター早稲田（総合優勝）の栄冠を手にした、佐藤仁宣選手（3年）のインタビューをお届けする。
バーベルクラブの仲間ががんばる姿を見て、最後までやりきれた
――今の率直な気持ちをお願いします。
「自分が歴史あるミスター早稲田に選んでいただけると思っていなかったので、言葉にできないくらいうれしいです。開催にあたり、設営でも本当に大変なことがあったと思いますが、こうして無事開催できて感無量です。バーベルクラブのみなさんや会場に脚を運んでくださったみなさんに感謝したいです。ありがとうございました」
――今日に至るまで、調整の面ではいかがでしたか。
「学生大会の1ヶ月後ということで調整が難しかったんですけど、同じバーベルクラブの仲間ががんばる姿を見て、最後までやりきることができました。ボディメイクは個人競技ですが、チーム競技をしているような不思議な感覚でした」
――団体フリーポーズや動画作成など、ミスター早稲田には通常の大会とは違った特色があると思います。
「はい。ポージングとかはひとりでやりますが、ミスター早稲田ならではの団体フリーポーズなど、ほかのボディビル大会では味わえないような魅力をたくさん見せることができてよかったです。あらためてすごい大会だなと思いました」
――現在3年生とのことですが、これまでの学生生活をどのように過ごしてきましたか。
「じつは昨年まではバーベルクラブに所属していなくて、学生大会出場のために今年度から入部しました。ミスター早稲田というイベントがあることは知っていましたが、実際に経験するのは初めてです。動画などで見るよりも、選手やスタッフとして関わったほうが一層楽しさを感じることができました」
――「雄っぱいの申し子」というキャッチフレーズが印象的でした。
「自分が一番最初に鍛えた部位が胸筋だったんです。胸トレが好きですし、体の中で胸が一番自信があるので、インパクトがあって、かつ自分を表現できるキャッチフレーズにしようと思ってみんなと相談しながらつけました」
――これからの大会の予定は決めていますか。
「あと1回学生大会に出るのと、ゴールドジムジャパンカップジュニアに挑戦してみようと思っています。フィジークに挑戦しつつ、今後はボディビルにもトライしたいと思っています」
――目標に向けて、具体的に行ないたいことは？
「脚を強化していきたいです。4ヶ月前に1回アキレス腱を切ってしまったので、当分脚トレはできませんが、ケガが治ったらできるだけ鍛えていきます。脚をしっかり鍛えても見劣りしないように、今のうちに上半身をしっかりつくります」
――最後に、バーベルクラブのみなさんにメッセージをお願いします。
「繰り返しになってしまいますが、ステージに出たのは選手ですけど、運営がいなかったらこんなに素晴らしいイベントにできなかったと思います。選手はもちろん、運営のみんなにも感謝を伝えたいです。ありがとうございました」
取材・文／森本雄大
写真／ちびめが、森本雄大
