12/3(土)に行なわれたSUMMER STYLE AWARD JAPAN PRO GRAND PRIX。この日行なわれた全7クラスで、サマスタのプロ選手たちによる一年の締めくくりにふさわしい頂上決戦が繰り広げられた。スポーツモデルにおいては、ショートクラスに出場した岡崎峰幸が見事オーバーオール優勝を勝ち取った。
「予選でピックアップ審査に呼ばれなくて、もう終わったと思いました」と自身も不安を抱えたショートクラスの予選であったが、「病院の先生からは栄養失調気味だといわれた(笑)」というほどの見事に絞り切った肉体を見せ、決勝審査へと駒を進め見事ショートクラスを制覇。
表彰式でゼッケン81番が呼ばれた瞬間、「サマスタで代表的な選手たちのなかで審査してもらえて、そのうえ優勝できたことに感極まりました」と嬉しさのあまり雄たけびを上げていた。
続くオーバーオール審査もミドルクラス、トールクラスの優勝者を抑え見事オーバーオール優勝を達成。ピックアップで呼ばれなかった予選からの見事な逆転劇に「まさか自分が勝てるとは思わなかった」と、今度はステージ上で歓喜の涙を流していた。
2020年からサマスタ出場を望んでいたが、コロナ禍によって持病を持つ両親に迷惑をかけられないと出場を断念。念願叶って今年9月の福岡大会からサマスタ初参戦をはたし、今回のオーバーオール優勝まで急加速で駆け上がってきた。今後は選手、トレーナーの両面でトレーニングを通して多くの人に目標を持ってもらえるように活動していきたいと意気込む。
「自分自身もトレーニングを始めて心身ともに救われた身なので、もし目標を失っていたり、気持ちが落ち込んでいる人がいれば、トレーニングを通じて少しでも元気づけられたらいいなと思います。そして、自分の活動をきっかけに100人、1000人に1人でもいいのでサマスタに出てみたいっていう人を増やしていきたいです」
【フォトギャラリー】12/03(土)開催 SUMMER STYLE AWARD JAPAN PRO GRAND PRIX(スポーツモデル、フィジーク)
取材・文・写真/中野皓太