Super Body Contest(SBC)の決勝大会となる『SBC 2022 FINAL』が、12/10(土)に埼玉・サンシティ越谷にて開催された。SBCは、鍛えられた肉体美、美しく磨かれた健康美をエンターテインメントとして、より格好よく、より美しく楽しめるイベント。2019年に初めて開催され、競技性を保ちながら、エンターテインメント性も持ち合わせた大会として注目を集めている。
全国各地で展開された地方大会を勝ち抜いた猛者が集結したこの決勝大会では、男子は「SBC部門」「TREND部門」「SBC DENIM」、女子は「SBC部門」「TREND部門」「SBC MONOKINI」「SBC TIGHT」の計7カテゴリー18クラスの審査が行われた。
今年からスタートしたSBC MONOKINI(モノキニ着用カテゴリー)では、愛知の歯科衛生士・長谷川由稀が総合優勝を獲得。コンテストデビューイヤーに、地方大会3冠+全国優勝と、SBCのモノキニカテゴリーの象徴となる美ボディをステージで見せつけた。
筋量、アウトラインなど総合力が求められる王道カテゴリー「SBC部門」では、男子は尾花優、女子は黒川紀子が戴冠。黒川は、SBCのみならず他団体との合同コンテスト『筋肉祭』や、J-CLASSICなど他団体にも積極的に参戦しながら磨いたボディで優勝を手にした。
また尾花は、夏に交通事故に遭い、一時はコンテスト出場を諦めかけたが、不屈の魂で復活。ライバルの田中佑樹、静岡のヒーロー・高橋秋裕らとの激戦のDUKE(男子30歳~39歳)クラスを制し、そのまま総合優勝を獲得した。
細身のボディが評価されるTREND部門は、男子はSBCの代表戦士とも言える風間裕次郎と、福岡出身の森尾真己が頂点に立った。風間は、新設カテゴリー「SBC DENIM」(デニム着用カテゴリーでも総合優勝を果たしており、嬉しい2冠達成となった。
また森尾は、昨年は同カテゴリーのMONARCH(女子40歳~)クラス2位であったが、昨年優勝の古賀真理愛にリベンジを達成し見事女王となった。
同じく新カテゴリーの「SBC TIHGHT」(タイトドレス着用カテゴリー)では、木場田佳織が総合優勝の座を獲得。8月の「SBBF×SBC(Super Body Contest」にて初めて開催された際のチャンピオンであり、同月の東京大会でも優勝した勢いそのままにさらに磨きをかけ、このカテゴリーのコンセプトである魅力的な「砂時計ボディ」を体現してみせた。
3月の千葉大会を皮切りに全国各地で13大会を開催してきた2022年のSBCもこれにて閉幕。来年のことは「これから考える」という選手もいれば、惜しくも目標には届かず悔しい思いを抱き、すでにリベンジに燃えている選手もいるだろう。2023年からはさらなる新カテゴリーの発足も予告されるなど、年々その勢いを増して拡大するSBC。来年はどんな争いが繰り広げられるのか、今からすでに楽しみだ。
文・写真/木村雄大