トラブルに見舞われるも「金メダルへの思い」で復活した辻宗志がKINGクラス制覇【Super Body Contest 2022 FINAL】




Super Body Contest(SBC)の決勝大会となる『SBC 2022 FINAL』が、12/10(土)に埼玉・サンシティ越谷にて開催され、SBC部門男子の最高齢クラス「KINGクラス」では辻宗志が優勝をはたした。

学生時代は器械体操に注力し、現在はアクロバティック競技「パルクール」も行なっている辻。理想とする「動ける身体」を追い求めながらこのFINALに向けた調整を進めていたが、大会4週間前に帯状疱疹に罹り、免疫力を高めるために食事制限やトレーニングにドクターストップがかかるというトラブルに見舞われたという。

最後の2週間で約9キロを絞り、「正直これまでのフィットネス人生の中で最もキツい期間だった」とのことだが、その中でもやれることをやり切り、優勝に十分値する身体をステージで見せて頂点に立った。

「このSBCの出場辞退も考えましたが、一緒に出場するクライアントさんを大会後に肩に乗せるときは金メダルを掛けて乗せたいと一心に思い、頑張ることが出来ました」と、大会後に自身のInstagramに投稿。

この日は賞賛に十分値するパフォーマンスを披露したが、本来、本領を発揮すれば総合優勝(Champion of the show)も獲得できるだろう力を持っている選手。実際に昨年もKINGクラス優勝も総合優勝を逃しており、「今年はリベンジしたい」と燃えていただけに不完全燃焼な結果かもしれないが、不屈の闘志を持つ辻なら、また来年もさらに磨き上げたボディでステージに立つはずだ。

文・写真/木村雄大