孫悟空に引けを取らない筋肉を披露した37歳フィジーカー「キャラクターに見合わない体でコスプレしたくない」




2023年12月30日(土)、31日(日)に東京ビッグサイトにて開催されたコミックマーケット103。アニメ・マンガ好きの人々で賑わう同イベントには、さまざまな企業やサークルが出店している他、多くのコスプレイヤーさんたちも参加しています。そこでVITUP!編集部では、コミケに参加した筋肉自慢・スタイル自慢のコスプレイヤーに取材を敢行。今回は、フィジークの大会で優勝経験もあるkenさん(@ken_cosplay)に話を聞きました。

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コスプレはトレーニングのモチベーションになっている

――キズのメイクや髪のセットなど、かなりこだわられた孫悟空のコスプレですね。いつからコスプレをされているのですか。

「コスプレを始めたのは2008年からで、『ドラゴンボール』のコスプレは2017年から始めました。最初の頃は服を着ているキャラが多かったですが、完成度を上げるためにもっといい体になりたいと思い、2011年くらいからトレーニングを始めました」

――それで現在の体をつくり上げたのですね。トレーニングを始めてから変わったことはありますか。

「服を脱いでいるキャラのコスプレをする機会が増えました。服を脱いでいるからそのコスプレをするというわけではありませんが、持ち味を活かしたいという気持ちもありますし、自分は『ドラゴンボール』以外だと格闘ゲームのキャラクターが好きなので、自然と体を見せるコスプレが増えました」

――トレーニング面では、NPCJ(National Physique Committee Japan)やBBJ(BEST BODY JAPAN)の大会に出場し、優勝されています。ステージに立つうえでコスプレの経験が活きたことはありますか。

「コスプレの撮影の時に、いろいろなポージングをして写真を撮っていただいていたので、大会のステージでもポージングで意識すべきポイントがわかっていたのはよかったと思います。また、人前にも慣れることができたので、緊張もあまりしませんでした」

――コスプレをしているからこそ、トレーニングにも力が入ったりするのでしょうか。

「そうですね。自分の考えとして、キャラクターに見合わない体でコスプレをしたくないと思っているので、そういったところでコスプレはトレーニングのモチベーションになっています」

――今後参加してみたいイベントなどはありますか。

「コミケなどの大きなイベントはもちろん、海外のイベントにも行ってみたいです」

取材・文・写真/シュー・ハヤシ