ちゃんよたが挑む2023年。「やりたいことは全部やりつくしたい」




セクシー女優兼プロレスラーとして、注目を集めているちゃんよたさん。2022年は総合格闘技やボディコンテストにも挑戦するなど、活動の幅をさらに広げてみせた。そんな彼女の挑戦の原動力になっているのは、「今を悔いなく生きたい」という思いだ。ここでは挑戦を続けた2022年を振り返りつつ、今後目指す姿について語ってもらった。

自分にとって筋肉は、心の鎧のようなもの

11月3日(木)には、ボクシングや武道、プロレスなど多様なバックボーンをもった格闘家が集まり、1分1ラウンドで闘う総合格闘技イベント「BREAKING DOWN 6」に初挑戦。MMAファイター兼YouTuber、歌手のさぁちむさんに勝利すると、「生きている感じがしました」とうれしさを噛みしめた。
そして11月20日(日)のマッスルゲート北陸では、初のコンテストデビューを達成。大会に向けて食事管理を徹底した上でトレーニングに励み、約7kgの減量に成功する。今までは重量を扱うパワーリフティング系のトレーニングに終始していたそうだが、今回はパーソナルトレーニングに通い、ボディメイクのためのトレーニングにも取り組んだのだ。過去最高に研ぎ澄まされた肉体で臨んだ初陣の結果は、なんと初挑戦にしてウーマンズレギンス新人163cm超級の部で優勝。大舞台で見事に結果を残してみせた。

「ファンの方が石川県まで来てくれて、『笑顔が一番よかったよ』と声をかけてくれたりしてうれしかったです。あとは私が通っているゴールドジムの店舗に、ファンの方から電話がかかってきて、応援のメッセージをいただいたこともありました。まだ新人の部なので大きな成果ではないですが、みなさんの温かさがとてもうれしかったです。自分のトレーニングが認められたという自信も湧いてきました」

セクシー女優、プロレスラーに加えて、総合格闘家、コンテスト選手に挑んだ今回のチャレンジ。4種類の肉体を求められる中で、週5でのトレーニングと並行してプロレスや格闘技の練習に励んでいたという。

「筋トレを週5でやりながら、プロレスの練習が週2~3で入りますし、その合間を縫って格闘技の練習もやっています。午前中にプロレスや格闘技の練習をしてから、筋トレをするといった感じですね。リングで闘うための練習は日々やりつつ、本番が近づいたら競技に合わせた体をつくっていくイメージです。昨年11月は3日にBREAKING DOWNがあって、20日にマッスルゲートがったので、減量しつつも格闘技の試合の前にはある程度カロリーを摂取する必要がありました。そういう時は1日だけチートデーを取り入れるなど、工夫して調整していました」

濃密なスケジュールがよどみなく読み上げられる。もちろん先述のスケジュールにAV撮影も加わるという多忙な日々なのだが、そんな日々を振り返った彼女は「楽しいです」と笑う。つねに何かをやっていたいと語る彼女にとって、今の日々は求めるライフスタイルにばっちりハマるようだ。なお、これらの挑戦すべてに共通するのは「体づくり」が必要不可欠ということ。彼女にとって、トレーニングとはいったいどのようなものだろうか。

「体を鍛えることで、筋肉が心の鎧のようになっているところがあると思います。筋トレがきっかけで心も体も強くなって、いろいろなチャレンジができるようになりました。トレーニングの魅力はがんばった分だけ力になることです。筋トレをがんばった日は、1日の充実感が違います。絶対に全人類、筋トレしたほうがいいと思います」

筋トレが今の自分の土台。そう話す彼女が見据えるのは、さらなる“強さ”を求めてのチャレンジの継続だ。

「昨年はBREAKING DOWNに出ましたが、これからはもっといろいろな格闘技の大会に出てみたいです。ボディメイクにも、もっと力を入れていきたいですね。やりたいことがいっぱいで選べないので、全部やりたいという感じです。今年は、昨年やったことをさらに高めていく1年にしたいと思っています」

自分に正直に、今の時間を悔いなく生きること。彼女の挑戦が生み出すエネルギーが、2023年も多くの人に希望を与えていくだろう。

取材・文/森本雄大
写真/シュー・ハヤシ


ちゃんよた
1995年6月30日生、B90/W69/H100。「エロと筋肉の架け橋」をモットーにセクシー女優、プロレスラー、パワーリフティングとマルチに活動するマッスル女子。

◆ちゃんよたさんの毎月の試合情報や出演作品情報は、Twitter(@sym_yok)をご確認ください。