佐久間編集長のパーソナルトレーナー百人斬られ(仮)Vol.22 諸星憂弥 後編




VITUP!編集長・佐久間が全国のパーソナルトレーナーさんを巡っていく「パーソナルトレーナー百人斬られ(仮)」。今回は諸星憂弥トレーナーのトレーニング編をお届け。諸星トレーナーが得意とする加圧トレーニングをお願いしました。

諸星憂弥トレーナーはトレーナーになる以前、整骨院勤務時代から加圧トレーニングの指導をしてきました。加圧トレーニングは、使用するデバイスごとに資格があり、今回使用するのは「加圧マスター」というデバイス。これは日本製空圧式加圧デバイスの元祖です。以前に体験させてもらった加圧サイクル®トレーニングが加圧と除圧を繰り返すタイプだったのに対して、こちらは除圧なしのタイプになります。

装着しただけで腕の張り具合がわかります。まずはウォーミングアップとして、グーパー運動、続いてアームカールで上腕二頭筋、キックバックで上腕三頭筋を動かします。

ウォーミングアップが終わったところで、早速トレーニングを開始。まずはアームカールからです。ダンベルの重さはわずか4㎏とはいえ、加圧されているのでかなりきついです。20回→15回→10回と短いインターバルで行なっていきます。

加圧トレーニングの魅力は、低負荷、短時間で成果を得られること。血流を制限することによって通常のトレーニングよりも乳酸の分泌が早まり、脳からの成長ホルモンが早く分泌されます。

 

上腕二頭筋に続いては上腕三頭筋。ケーブルプレスダウン。こちらも20回→15回→10回と行なっていきます。

セット数が進むとかなりきついのですが、「きついところですけどがんばりましょう」と声掛けを受けて、やりきります。

 

上半身のラストはショルダープレス。可動域をフルに使うため、下まで落としてしっかり上げるという動作で20回→15回→10回と連続して行ないます。

今回は「百人斬られ特別バージョン」ということで、上半身に続いて下半身種目にも挑戦。上半身の加圧は過去に経験があったものの、下半身は初体験です。装着した瞬間に筋肉が張ってきた感覚があり、セット数は上半身よりも少なめにしてもらいました。

 

まずはスプリットスクワットから。

脚がパンパンでとにかくきつい。15回→10回を連続して、脚を入れ替えて同じく15回→10回と続けます。

 

最後はヒップリフトです。バンドをヒザの上に巻いて、足幅はマットの幅。ヒザは大きく開いてそれをキープしたまま、お尻を上げ下げします。こちらも15回→10回。

顔を見てもらえればわかる通り、尻が悲鳴を上げています。腕と違って、お尻が張っているのをお見せできないのが残念なくらいです。

 

というわけで今回はここまで。「人によって強度や圧は変えます。佐久間さんは経験者であり、トレーニングも日頃からやっているので少し強めでいきました」と諸星さん。短時間でガッチリ筋肉に刺激を入れることができました。諸星さん、ありがとうございました。

【トレーナーPROFILE】
諸星憂弥(もろほし・ゆうや)
1986年生まれ。東京都八王子市出身。5歳からサッカーを始め、スポーツに親しむ。整骨院で加圧トレーニング、ストレッチの指導を経てパーソナルトレーナーに転身。千代田区飯田橋の「Y personal training gym」をはじめ、都内のジムでパーソナルトレーニングを数多く担当している。

 

【パーソナル情報】
日曜日&木曜日=Y personal training gym 千代田区富士見スカイマンション209
月曜日=八王子市
火曜日=調布市国領
水曜日=パーソナルトレーニングジムさんはぴ 青梅市河辺町5-8-10河辺ゴールド4F
金曜日&土曜日=加圧&パーソナルトレーニングRoot for  台東区浅草1-16-2 quarte.chicビル7F
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佐久間一彦(さくま・かずひこ)
1975年8月27日、神奈川県出身。学生時代はレスリング選手として活躍し、高校日本代表選出、全日本大学選手権準優勝などの実績を残す。青山学院大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。2007年~2010年まで「週刊プロレス」の編集長を務める。2010年にライトハウスに入社。スポーツジャーナリストとして数多くのプロスポーツ選手、オリンピアン、パラリンピアンの取材を手がける。