2/18(土)・19(日)の2日間にわたり、神奈川・カルッツかわさきにて、ワールドワイドなボディコンテスト「マッスルコンテスト」を中心とした筋肉イベントが開催された。同会場内では、ストリクトカールチャレンジ、アームレスリングチャレンジ、パワーコンテストなども行なわれた他、トレーニングアイテムやグルメの販売、体験イベントの開催など各種企業ブースも出店し、まさに“筋肉の祭典”として多くの参加者でにぎわった。
初日は、「第1回マッスルコンテストカップストリクトカールチャレンジ」を実施。5年目を迎えたマッスルコンテスト内では初めての開催であり、日本ストリクトカール連盟(JSAC)が主催する本格的な大会だ。
ストリクトカールとは、体の反動を使わないよう壁に背中をあてながらアームカールの重量を競う種目。過去の大会で優勝経験のあるジャスティス堀込選手や、ボディビル界で注目の若手・椎名拓也選手などが参戦。女子も12名がエントリーし、豪腕を競い合った。
「卓上の格闘技」とも呼ばれるアームレスリングでは、今回が初めての大会参加となる選手も多くいる中、実力者たちの熱戦が繰り広げられた。最上位の階級となるSクラスには、南雲大地選手や山口優作選手をはじめとした全日本王者も参戦。予選からしびれる勝負を見せる選手たちに観客もヒートアップ、時折応援の声も上がるなど盛り上がりを見せた。
勝負は真剣に取り組みつつも、試合が終われば笑顔で握手する選手たち。大会後には選手同士の交流も行なわれるなど、真剣勝負の中にも選手同士のリスペクトが感じられる大会となった。
また、ビッグ3チャレンジ(ベンチプレス、デッドリフト、スクワット)やベンチプレスチャレンジ、デッドリフトコンペティションも行なわれた。デッドリフトコンペティションにはSNSでインフルエンサーとしても活躍する芳賀セブン選手も参加し、重量300kgに挑戦。結果は失敗となってしまったものの、すさまじい重量に挑む芳賀選手に熱い声援が送られた。他にも、自己記録や自分の体重の何倍もの重量に挑戦する選手、すべての種目にエントリーする選手など、こちらでも多くの選手たちが日々の成果を見せた。
力自慢の選手たちが筋肉バトルを繰り広げている傍ら、企業ブースにはトレーニングギアなどでおなじみのフィットネスショップの他、高タンパク低カロリーの料理を提供する筋肉食堂、巻き肩を補正する指サック・A-wearなどが出店した。また、ジュラシック木澤選手も愛用しているという入浴剤「炭酸源」のブースには、本人が登場。ブースを訪れた参加者たちとの会話を楽しんでいた。
ボディコンテスト3大会に加え、ゴールドジムの“裏技師”渡辺実さんや、トレーニングにおける「4スタンス理論」の第一人者・三土手大介さんのスペシャルセミナー(後日レポート予定)も開催され、ボディコンテストやパワー系の大会に普段から出場している選手から一般トレーニーまで、老若男女問わず多くの人が訪れて“筋肉”に熱狂した2日間。参加者たちにとって、刺激的な一日となっただろう。
文/シュー・ハヤシ 写真/シュー・ハヤシ、木村雄大