デッドリフト300kgに挑戦する選手も! 自らの限界に挑むパワーコンテスト




2月19日(日)、神奈川・カルッツかわさきにて「マッスルゲート神奈川・パワーコンテスト」が開催された。

大会ではBIG3チャレンジ、ベンチプレスチャレンジ、デッドリフトコンペティションの3つが行なわれ、中にはすべてにエントリーする猛者も現れるなど、大盛況となった。また、本大会には初心者も多く参加しており、開始前にはゴールドジムのトレーナーによるルール説明も行なわれた。

最初に開始したBIG3チャレンジはスクワットから行なわれ、第1試技から200kg以上の重量に挑戦する選手もいた他、コスプレをして挑む選手も見受けられた。以前VITUP!で取材したあおさんも、チェンソーマンのコスプレで出場。スクワット230kg、ベンチプレス145kg、デッドリフト260kg、トータル635kgで、非公式の大会ながらスクワット、デッドリフト、トータルで神奈川県記録を上回る記録をたたき出し、自己ベストを更新した。

【あおさんのYouTubeチャンネルより】

チェンソーマンの頭も自作したというあおさんは、「イベント的な大会なのでやりすぎないようにというのはありましたが、普通の試合と同じようにピーキングしました。その結果、とても調子がよかったです。あと、コスプレをして失敗してしまったら盛り下がってしまうので、そのおかげもあったかもしれないです(笑)」と、大会後に話している。

このマッスルゲートにおけるパワー系競技の常連選手であり、ベンチプレス世界記録保持者でもある小林ナオコさんは、「自分も楽しみたいし、見ている方にも楽しんでもらいたかった」と、今回はハーレイ・クインのコスプレで挑戦。結果はスクワット115kg、ベンチプレス100kg、デッドリフト145kg、トータル360kgを記録。スクワットは神奈川県記録を上回り、自己記録を更新している。「久しぶりの出場でしたが、思った以上に調子がよかったです。来年もこの大会に挑戦して、記録を更新したいです」とコメントした。

ベンチプレスチャレンジ、デッドリフトコンペティションにも例年を上回る数の選手が参戦した。とくにデッドリフトコンペティションにはSNSでインフルエンサーとしても活躍する芳賀セブンさんも出場。重量300kgに挑戦し、会場を盛り上げた。芳賀さんは後日、自身のYouTubeチャンネルにて、この日の試技を振り返る動画を配信。動画内では、「あそこまでいって胸を張れなかったのは初めてなんですけど、あれは動画を見返してみても完全に失敗でしたね」と語り、「いったんはボディビルシーズンに意識を向けて、重量だけにとらわれずにトレーニングを進めていけたらなと思います」と締めくくった。

【芳賀セブンさんのYouTubeチャンネルより】

多くの選手が参加し、自身の記録や限界に挑戦した本大会。あきらめずに挑み続ける選手たちの今後に期待したい。

文・写真/シュー・ハヤシ