佐久間編集長のパーソナルトレーナー百人斬られ(仮)Vol.25 齊藤寛乃 後編




VITUP!編集長・佐久間が全国のパーソナルトレーナーさんを巡っていく「パーソナルトレーナー百人斬られ(仮)」。今回は齊藤寛乃トレーナーの実践編です。普段のパーソナルでランナーやゴルファーの方に行なっているというトレーニングメニューを紹介してもらいました。

「普段、ランナーさんやゴルファーさんに指導しているような動きのあるトレーニングをやっていきたいと思います」(齊藤寛乃トレーナー)

 

ということで、今回は体の連動性や柔軟性を意識したトレーニングを行なうことになりました。最初はゴルファーの方が取り入れているという、腹斜筋を使いながら体幹を安定させるトレーニングです。ワイドスタンスで立って、ケーブルを横から思い切り引きます。

下っ腹に力を入れて体が流れたり、顔がブレたりしないように動かします。腕が動いても肩を挙上させず、目線はしっかり前を向けておきます。

実際のゴルフスイングのように軽くヒザを曲げて行なうバリエーションも。さらに難易度を上げるためには足元にBOSUを置いて足場を不安定にして行なう場合もあるとのこと。

 

続いてはゲーム性を取り入れたトレーニングです。齊藤さんが横から引っ張って負荷をかけるなか、チューブを持って前に出して、引いてという同じ動作を繰り返します。途中からはチューブを揺らしたり、強度を強めたり弱めたりと、動きに変化が入っていきます。

簡単そうに見えるかもしれませんが、腹筋に力を入れ続けていないと、すぐにバランスを崩してしまいます。

 

「ランナーやトレイルランニングをやっている人が、足場が不安定なところでも踏ん張れるように、重心を下に置いておくトレーニングです」(齊藤さん)

 

3種目目もランナー向けのトレーニング。ケーブルを引きながら起き上がって、股関節を伸展させます。体の連動性も必要になるメニューです。

ケーブルを引く動作をしながら起き上がるため、バランス感覚がとても大事です。また、おじさんは股関節が動かないので、転倒防止にも非常に効果的だと感じました。

 

最後はバランスボールを使ったトレーニングです。バランスボールの上に寝てプレートを持ち、足を踏ん張った状態から体を左右に捻転させていきます。

背中の位置はキープしたまま、バランスを保ちながら腹斜筋をひねっていきます。こちらはゴルファーの方が多く取り入れているトレーニングです。バランスをとるのはすごく難しいです。

 

今回のトレーニングは以上4種目。すべて初めて行なうものだったので、難しくもあり、新しいことという面白さもありでした。

 

齊藤さんのモットーは「自由」「健康」「ハッピー」。そのモットーの通り、楽しく体を動かすことができました。齊藤さん、どうもありがとうございました。

撮影協力=BiP田町店

 

【トレーナーPROFILE】
齊藤寛乃(さいとう・ひろの)
トレーニングの魅力にハマり、外資系ハイブランドアパレルから大手フィットネスクラブに転職し、トレーナーを務める。昨年から独立してフリーのパーソナルトレーナーとして活躍しつつ、ファッションとボディメイクを可能にしたブランド「BELINE(ベリーネ)」を展開中。
〔大会実績〕
APFランウェイモデルNIGHT OF CHAMPIONS 優勝
APFランウェイモデルTOKYO OPEN 優勝
マッスルゲート浜松大会 ウーマンレギンス158㎝以下級&35歳以下 優勝
マッスルゲート東京スポルテック大会 ウーマンレギンス158㎝以下級&35歳以下 優勝

 

【パーソナル情報】
SSL GYM  銀座 
60分11,000円
〔その他の活動場所〕
銀座、渋谷、六本木、恵比寿(女性のみご自宅出張パーソナルも可)
60分9,000円~
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佐久間一彦(さくま・かずひこ)
1975年8月27日、神奈川県出身。学生時代はレスリング選手として活躍し、高校日本代表選出、全日本大学選手権準優勝などの実績を残す。青山学院大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。2007年~2010年まで「週刊プロレス」の編集長を務める。2010年にライトハウスに入社。スポーツジャーナリストとして数多くのプロスポーツ選手、オリンピアン、パラリンピアンの取材を手がける。