アフガニスタンの女性ボクサーに密着。女性の権利獲得を拳で訴える




7/25(火)に東京・有明アリーナにて、日本を代表するボクサー・井上尚弥選手とWBC・WBOスーパーバンタム級統一王者のスティーブン・フルトン選手による、「WBC・WBOスーパーバンタム級統一王座決定戦」が開催される。全世界が注目するこの試合以外にも、29日には日本人初の世界5階級制覇を達成した藤岡奈穂子選手が引退を発表するなど、日本におけるボクシングは世間の注目を常に集める人気スポーツとなっている。

ボクシングの注目度が高いのは、なにも日本だけではない。中東のアフガニスタンでも、ボクシングは最も人気のあるスポーツの1つとして親しまれている。そんなアフガニスタンのボクシングに関するドキュメンタリー作品がアジアンドキュメンタリーズで配信中だ。

作品名は『ボクシング・フォー・フリーダム~差別に立ち向かうアフガニスタンの少女~』。本作は男尊女卑が一般的なアフガニスタンで、女性ボクサーとして奮闘するサダフ・ラヒミ選手にフォーカスした作品となっている。

アフガニスタンでは女性の社会的地位は非常に低く、学校教育を受ける環境が与えられないうえ、婚姻相手は強制的に決められるなど、日本では考えられないほどの境遇にある。もちろん、女性がボクサーとして活動することはご法度。試合に出場できたとしても、世間からは厳しいバッシングや嫌がらせが起き、女性ボクサーが日の目を見ることはめったとない。

そのような過酷な境遇ながらも、ラヒミ選手は懸命にボクサーとしての活動を続けながら、女性が活躍できない社会の障壁を壊そうと奮闘していた。本作はそんな彼女の2011年から4年間を追った映像作品となっている。

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