今年で開催5年目を迎えるSuper Body Contest(SBC)。各地区での予選には必ず初参加の選手がおり、大会として徐々に拡大しているが、当初からコンスタントにエントリーを続けている選手もいる。5/28(日)に静岡・しずぎんホールにて開催された静岡大会(SHIZUOKA 03)のTREND部門でChampion of the show(総合優勝)を獲得した福井重明は後者、今年出場3年目で初の栄誉を手に入れた。
【フォト】スリム&バキバキ。細マッチョボディを披露した福井重明
「いつかは欲しいなと思っていた賞。今日こそは獲りたいと思って気合を入れて臨んだ大会だったので嬉しいですね。嬉しくて、今日は誰にでも優しくできます(笑)」
優しさ全開の笑顔で頬を緩ませる福井は、これまで出場者が2人のときにクラス優勝を果たしたことはあったものの、総合優勝の経験はない。だがこの日に出場したTREND部門では、過去の予選大会で総合優勝経験もある選手を含めた4人の中でトップに立ち、LEGEND(男子40歳~)クラスを制覇。その勢いで、総合優勝まで駆け上がった。
「スリムなボディが評価されるTREND部門に出るにしろ、圧倒的にサイズが小さいと去年の夏に言われました。そのため、トレーナーに相談しながらとにかくサイズを大きくしていくことが必要。せめてTREND部門のラインに立てるように専念してきたつもりでした」
自身の課題と向き合い、実直に取り組むことでつかんだ勝利。この日はDENIM部門(デニム着用カテゴリー)でもクラス優勝を達成しており、まさに努力が実を結んだ1日となった。「このカテゴリーは好きなのですが、競技エアロビクスをやってきた癖が抜けないのかなかなか思うような表現ができず、どうしてもこのカテゴリーで求められるナルシストにはなり切れない」という悩みを漏らすが、客席から見ている限りは“らしさ”は十分に発揮しており、だからこそつかめた勝利であるのは間違いない。
次なる舞台は12月に開催される決勝大会「SBC FINAL」を視野に入れているが、「タイミングが合えば、その他の地方予選にも出場する」可能性もあるとのこと。
「今日のDENIM部門は僕以外、全員が初めてこのカテゴリーに出場した選手でしたが、『楽しかった、また出たい』とみんな言っていました。僕はSBCしか知らないので大きなことは言えませんが、本当に選手たちが仲良くなれるコンテストなので、おすすめです(笑)。まだまだサイズの課題はあるので、今日はたくさん食べて、また大きくなってFINALに臨みます。より素晴らしいと言われる体に、自分が納得できる体を目指して取り組んでいきます」
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