Super Body Contest(SBC)の静岡大会(SHIZUOKA 03)が、5/28(日)に静岡・しずぎんホールにて開催され、内田香名がMONOKINI部門&TREND部門の2冠を達成。出場2年目にして、初のChampion of the show(総合優勝)獲得となった。
昨年は、5月の静岡大会でコンテストデビューを飾ると、8月に行なわれた静岡県ボディビル・フィットネス連盟との合同開催コンテスト「SBBF×SBC」にも出場した内田。静岡大会ではさっそくTREND部門(細身の体が評価されるカテゴリー)でクラス優勝を果たすなど好発進を決めたが、課題も見えた1年目となった。
「体に関しては、筋量が圧倒的に足りないというフィードバックをいただきました。SBCは各大会で細かくフィードバックをいただけるので、脚のカットだったり、上半身の筋量だったり、トレーナーさんとも相談しながら一つずつ課題をクリアするように取り組んできました。ポージングは、(ヘッドコーチ兼ディレクターである)木下智愛先生にひたすら素直に従って(笑)。ウォーキングなどはまだまだですが、日常的な姿勢から改善するように心がけています」
そうした努力の成果からか、この日のステージは自信に満ち溢れているように見えた。とくに、フリーポーズの約10秒間の中でも表情が豊か。やわからく微笑む顔を見せながら、決めどころではビシッと鋭い顔も見せる。見ていて楽しい、そんなステージングのように感じた。
「今日は、MONOKINI部門、SBC部門、TREND部門と複数カテゴリーを出させていただいたので、見ている審査員の方が飽きないように、と考えていました。全部同じで変化がないと、やはり楽しくはないので。それぞれのカテゴリーに合わせて、表情だったり、緩急をつけた動きのスピード感だったりを変えていくことを意識しました」
その結果として、この日もっとも輝かしいパフォーマンスを披露した選手に贈られる「ベストパフォーマンス賞」も獲得。大会後は家族に囲まれ、祝福の嵐。充実の1日となったであろう。
「去年も静岡で出させてもらったのですが総合優勝を獲得するまではいかなかったので、今日は2個もいただけてとても嬉しいです。想像以上に(総合優勝の証である)このクリスタルはずっしりと重いんです。物理的にもですし、これまで頑張ってきた選手たちの思いが重みとして加わっているのかなと思います。12月のSBC FINAL(決勝大会)を目指して、引き続き体を磨き続けていきます」
取材・文・写真/木村雄大
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