「フラダンスから筋トレにハマりました」ぽっちゃり体型から一変、還暦を祝うW優勝を達成




5月27日(土)に開催されたBEST BODY JAPAN(ベストボディジャパン/BBJ)盛岡大会。モデルジャパン部門とベストボディ・ジャパン部門の両部門で優勝を獲得したのが、2019年よりBBJに出場を続ける酒井美恵だ。今年還暦を迎える彼女は、2冠達成という形で自身の還暦に華を添えてみせた。

【フォト】ぽっちゃり中年体型を克服。酒井のステージショット

2018年からトレーニングを始めたという酒井。当時行なっていたフラダンスがきっかけで、本格的にトレーニングに目覚めたと振り返る。

「もともとフラダンスをやっていて、発表会のために体重を3kg落とそうしたのがきっかけです。もともとぽっちゃりな中年体型だったのですが、トレーニングを続けるうちに体がどんどん変わっていくのが実感できたんです。努力の結果が目に見えるのがうれしくて、気づけばトレーニングにハマっていました」

50歳半ばにしてボディメイクに夢中になり、「体を変えるのに年齢は関係ないと思います」と自身の体験をもとに語ってくれた酒井。2019年の青森大会から本格的にBBJに参戦すると、同大会で準グランプリをゲット。日本大会に出場する活躍ぶりを見せたが、翌年から新型コロナウイルスの影響により、約2年ほど大会出場から遠ざかっていた。

「医療関係の仕事をしているため、コロナ禍では大会に参加できず悔しかったです。その中で、昨年の宇都宮大会で久しぶりにクイーンクラスに出場できました。約2年のブランクがありましたが、その大会でなんとか5位に入賞させていただいたことを機に再スタートを切れました」

還暦を迎える記念として出場した今大会では、これまでの人生を祝福するかのようなダブル優勝を獲得。この結果は今後の活動に大きな弾みをつけるきっかけとなりそうだ。

「今年もまだまだ大会に出たいです。BBJに出たのがきっかけでヨガのインストラクターとして活動し始めましたし、出身が青森なので、地元にもフィットネスの素晴らしさを広めていけたらと思います」

取材・写真/森本雄大
文/中野皓太