磨いたポージングで優勝をはたしたルーキー。「真のデカさを身につけたい」




リベンジに燃える選手から今回が大会デビューの選手まで、さまざまな選手が参加したBEST BODY JAPAN(BBJ/ベストボディジャパン)長崎大会(6月4日開催)。初出場にしてBBJミドルクラス優勝を勝ち取った中島凌太郎は、ポージングには自信があったと語る。

【フォト】中島が特訓の成果を見せたステージショット

「大会の2ヶ月前に北九州で行なわれたBBJのポージングセミナーに参加したので、自信がありました。会場には講師の方も含めて僕以外の全員がビキニの女性だったので、格闘技のフェイスオフのように、選手たちがバチバチに気合いを高めあう場をイメージしていた自分としては一瞬頭が真っ白になりましたが、そこで気が動転することなく練習できました」

ポージングの練習を積んで出場したデビュー戦で見事優勝をはたした中島。しかし、優勝への道は平坦なものではなかった。それでも、初の大会を経験して、「今後フィットネスを続けていく上でためになる視点を身につけられました」と言う。

「今までも減量やダイエットをしたことはあったのですが、大会に照準を合わせて仕上げたことはありませんでした。やはり思い通りにはいかないこともありましたが、そんな時に打開策としていろいろな方法を試していった過程はとても勉強になりました」

初めての大会は彼にとって大きな財産になった。今後の出場予定を聞くと「少し頭を整理してから考えたいです」と、まだ定まっていないようだが、トレーニングについては「体をもっとデカくしたい」と言う。

「減量をしてみて『こんなにしぼむのか』と、自分の小ささに気づきました。もっと筋肉をつけて真のデカさを身につけたいです。今回は家でのポージング練習の時間をあまりとれなかったので、もし大会に出場するとしたら今度は自主練の時間を増やして、完璧に仕上げたいです」

取材・写真/塚本萌子
文/シュー・ハヤシ