女子がハマる「美ボディ大会」。女王がその魅力を語る【ダンシーあずさ(前編)】




はじまりました、『美筋女子TIME』! 筋肉を鍛える女子が急増している今、彼女たちはどんな思いで美ボディを磨いているのか? 元アイドルのフィットネスモデル・KURUMIが、日本の新しい時代を担う存在になるかもしれない美筋女子たちの本音と素顔に迫る新企画です。

記念すべき第1回目のゲストは、コンテスト選手として国内4連覇、世界3位に輝いている美ボディ女王・ダンシーあずささん。情熱あり、笑いあり。ここだけのスペシャルトークをお楽しみください!

【トーク動画はこちら】ダンシーさんの海外挑戦にも注目。「世界のほうが100倍緊張しません」

女性はみんな「見られたい」?

KURUMI ダンシーさん、はじめまして。お会いできてうれしいです! 今日はいろいろお話を伺えればと思います。

ダンシー よろしくお願いします! KURUMIさんは2022年のゴールドジムジャパンカップに出ていましたよね。あの時、私が審査員をしていたんですけど、ステージすごかったですよ。自信に満ち溢れている感じでした。

KURUMI 本当ですか! うれしいです。審査員の前だと「怖い……」ってなっちゃうんで、そう見えていてよかったです(笑)。

ダンシー 全然そうは見えなかったですよ。ステージに出た瞬間、「もうこの子だ!」って思っていました。

MCのKURUMIさん、2022年に全国大会で優勝をはたした

KURUMI ありがとうございます! そのコンテストについてなのですが、私たちが出ているボディコンテストが、女性にこれだけ流行っている理由は何だと思いますか?

ダンシー そうですね。私が競技を始めた5~6年前よりも、今はコンテストの種類がすごく増えたと思うんですよ。本格的な競技者向けから初心者向けまで、挑戦しやすいレベルの大会を選ぶことができます。そういった状況ができたことも、女性にコンテストが広まった理由じゃないですかね。

KURUMI たしかに、自分のレベルに合わせて挑戦できるのはいいことですよね。

ダンシー はい。もちろんそれだけでなく、女性というのは基本的に誰かに見られて、「美しいと思われたい」といったような、承認欲求のようなものをみなさん秘めていると思うんですよね。

KURUMI たしかにそうかもしれないです。

ダンシー たとえばメイクやネイルをするのも、自己満足もあるかもしれないですけど、やっぱり人に見られて綺麗って思われたいからだと思うんです。そういった意識が絶対にどこかにあると思いますね。あと、私もですけど女性にとってダイエットは永遠の悩みのようなもので、結構な頻度でダイエットの話をしていますよね。

そういったことから見ても、「理想の自分でずっと生きている人」ってとくに女性はあまりいないと思うんですよ。聞いてみると、みんな何かしら自分の体型にコンプレックスを抱えていたり、じつはこういう体や見た目になりたいけど、それに対して具体的な努力はできていないといった方がほとんどです。理想の自分になるために何か具体的な目標をつくろうと思うと、コンテスト出場が選択肢に入ってくるのかなと思います。

KURUMI たしかにコンテストを目指すことで、体を鍛えるモチベーションや美意識が上がったりしますよね。

ダンシー そういった面は大きいと思いますね。あとは、今ってダイエットへの理解も変わってきていて、たとえばリンゴだけ食べるとか無茶なダイエット方法は今あんまりないじゃないですか。いろいろな情報が広まって、筋トレをして代謝を上げつつ、健康的に食べながら筋肉をつけて、体づくりをしたほうが綺麗になれるという認識が広まりつつあると思います。その中で筋トレを始めた人が、モチベーションを維持するためにコンテストに出るという流れが今はあると思います。

KURUMI コンテストは体づくりのモチベーションになりますからね。今お話を聞いてあらためて、「見られる」って大事なんだなとすごく思いました。

ダンシー そうですよね。女性が誰かに見られる機会ってどんどん減ってくるじゃないですか。誰にも見てもらえないというか(笑)。

KURUMI 彼氏いないときなんてもう終わりですよね(笑)。

ダンシー それはもう終わりですね(笑)。だからもはや、自分から人前に出ていくしかないんですよ。あんなに肌を出して、それこそハイレグとかで人前に立つ機会なんて、コンテストにでも出ないとそうそうないですからね。細部まで見られると意識するので、女性として美しさを追求する気持ちはやっぱり強くなりますよね。

◆ビキニには女性としての魅力がつまっている