マーメイドになりきった筋トレ3年生。しなやかに、切なく、繊細な強さを見せる【SBC兵庫】




Super Body Contest(SBC)の兵庫大会(HYOGO 04)が、7/2(日)に兵庫・神戸ポートオアシスにて開催され、この日に初めて開催された新カテゴリー「MERMAID部門」にて、木場田佳織がChampion of the show(総合優勝)を獲得。初代女王の座を獲得した。

【フォト】まさにマーメイド。海の中を優雅に泳ぐ様子をステージで再現する木場田

MERMAID部門は、「海の中を優雅に泳ぐ人魚、人魚のような美しさやしなやかさ、切なさ」をイメージして創作された新カテゴリー。フィットネス競技ではあるがエンタメ性やファッション性を重視するSBCのコンセプト通り、マーメイドドレスを着用して審査が行なわれる。「新たなカテゴリーができると聞いて、『このドレスを着たい!』とすぐに思いました」と話す木場田を含め、この日は2カテゴリーに9人の“人魚”がステージに立った。

「このドレスが似合う雰囲気や体をどうやったらつくれるか、そのためには何をすべきか、ずっと考えながら今日まで練習を重ねてきました。海の中にいるイメージを常に持って、(SBCディレクター兼ヘッドコーチである)木下智愛先生のアドバイスの通り、規定ポーズでは珊瑚に寄りかかっている人魚になりきってみました」

メロディアスなオリジナルBGMの中で披露する“マーメイドターン”や海を表現するポージングやアームスの動きは、他に類を見ない独創性あふれるもの。見ていてシンプルに楽しい、そんな感情を抱くステージを見せてくれたが、「ステージでは楽しさと同時に、サイドポーズのときの軸のとり方はなかなか難しった」とも話し、人一倍積み重ねた練習の成果がこの日の優勝につながったのは間違いないだろう。

ちなみに木場田は昨年、タイトドレス着用の「TIGHT部門」を主戦にし、筋トレ2年目にして決勝大会「SBC FINAL」でも総合優勝を獲得。3年目の初戦となったこの日は王道のSBC部門にも出場するなど、変幻自在にその魅力をステージで見せつけてきた。

「昨年ずっと出場していたTIGHTももちろん好きですけど、今日はMERMAIDに出てみて、自分の中では雰囲気が一番合っているのかなと思っているところです。とはいえ、フィットネスの大会であることは忘れず、ビキニでステージに立つSBC部門に引き続きチャレンジしていきたいなと思っています」

次回は、7月末に愛知・ラグーナテンボスでの大会を予定している。この大会では終演後に施設内のプールでのパフォーマンスを行なうのが例年の特徴となっており、今年も実施予定だ。

「ドレスを着てプールでパフォーマンスするのは楽しみ。筋トレだけではなく、雰囲気づくりももっと高めていきたい」と、意気込み十分。さらに磨きがかかった美しき姿を見せてくれるはずだ。

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