54歳サラリーマン、トレーニングとコンテストが生み出す楽しさの好循環の中で生きる【SBC兵庫】




Super Body Contest(SBC)の兵庫大会(HYOGO 04)が、7/2(日)に兵庫・神戸ポートオアシスにて開催され、SBC部門男子のKING(男子50歳~)クラスで杉尾敦史が優勝をはたした。これまで他の団体への出場経験もある杉尾。昨年の愛知大会でもこのクラスで優勝しており、SBCでは2冠目となった。

【フォト】たくましい上半身。50歳以上クラスを制した杉尾のボディ

男女さまざまなカテゴリーが揃うSBCであり、今年で開催5年目となるが、その当初から存在する“王道”と言えるのがSBC部門だ。アウトラインが重視され、「トレーニングされた男性らしい雰囲気とボディを審査する」と定義されており、シンプルに言うなれば、大きくてバランスの良い体が評価されるカテゴリーである。

「SNSでSBC部門に出場される選手たちを見ていて、これは強敵が多いなと思っていましたが、なんとか勝つことができました」と、大会後に笑顔を見せた杉尾。自身の体については、「細いなりに、アウトラインの形はしっかりできているのかなと思います。体幹部分、とくに胸や背中については改善できると去年にフィードバックをいただいたので、そのあたりを今年は強化してきました」と話している。

すでに50歳を超えた、人生のベテラン。なぜトレーニングを続け、コンテストに出場し続けるのだろうか。

「今年で54歳の普通のサラリーマンですが、やはりコンテストがあり、これを目標にしてトレーニングや体づくりに取り組んでいくのが楽しくて。それにここに来れば、新しい仲間もたくさんできますので、よりトレーニングが楽しくなるきっかけにもなります」

目標は王道部門での優勝。12月、埼玉で行なわれる決勝大会「SBC FINAL」でさらに進化した体を見せると誓う。

「去年は都合によりFINALには出場できませんでした。今年こそはSBC部門一本で、FINALのチャンピオンを目指していきます」

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