「カッコイイ父親になるために」。トレーニングで体も心も鍛え上げ、スマートパパに変身




「去年の9月にこの大会に出ると決めてから、この日だけを考えてすべてをささげてきました」

7/16(日)に開催されたSUMMER STYLE AWARD(SSA/サマスタ)栃木予選。SPORTS MODEL部門tallクラスとROOKIE SPORTS MODEL部門で優勝をはたし、ステージ上で喜びを爆発させた山根宗大。彼はもともと、心を鍛えるためにトレーニングを始めたという。

【フォト】体も心もムキムキに。山根宗大のステージショット

「今も言葉の端々に出てしまうことがありますが、もともと気弱で暗い性格でした。トレーニングは心を鍛えるために始めましたね。6年間鍛えているうちに、『ここまで鍛えたなら突き詰めるか』と考えるようになったこともあり、大会に出場することを決めました」

それからというもの、毎週2時間かけて遠方のコーチのもとまで通いトレーニングに励んだ。そうして大会に向けたトレーニングを続ける中、奥さんのおなかに新しい命が宿っていることが判明。「この子を守るためにがんばろう」という意識は、確実にエネルギーになっていた。

「家族の存在がなかったら心が折れていたかもしれないです。たまに嫁のおなかをさわって産まれてくる子どもの胎動を感じるたびに、カッコイイところを見せたいという気持ちがわいてきました。また、今までは家族との時間を犠牲にしてきたこともあったので、そんな中でも支えてくれた嫁の存在はとても大きいです」

今後の目標はもちろん日本一。自分を支えてくれた家族や仲間のため、結果で恩返しをしていきたいという。

「今回優勝してプロ資格を獲得できたとはいえ、オーバーオールでは優勝できていないので、慢心どころか悔しさしかないです。支えてくれた周りの人たちに恩返しできるのは結果しかないと思うので、日本一を目指してがんばっていきます。まずは7/30(日)に開催されるプロ戦で力を出し切って、その後は一度区切りをつけて11月に産まれる予定の子どものために、大会出場は嫁と相談していきます」

出会いに恵まれ、努力を続けた山根は大会初出場ながら2冠を達成。体も心も鍛え上げられた彼が、新たな家族にカッコイイ姿を見せる日はそう遠くないだろう。

【フォトは次のページ】「子どもにカッコイイ姿を見せたい」山根宗大が見せたステージ