4児を育てる自衛官の初挑戦。「トレーニングは自分との闘いであり、それが魅力です」




自衛隊員・防衛大学生の肉体美No.1を決める「自衛隊プレミアムボディ」が、8/26(土)に千葉・ホテルスプリングス幕張にて開催される。2017年に産声を上げ、7回目の開催となる本大会。日頃の訓練でたくましいボディを育んできた者から、退官してもなお体づくりを続ける者まで目白押し。ここでは、そんな一大イベントに出場を決めている隊員たちのインタビューをお届けする。今回は海上自衛隊に所属し、航空部隊の航空機搭乗員教官を務めている伊藤伸一さん。

【フォト】戦士たちの屈強なボディ! 自衛隊プレミアムボディ2022

コンテストは「自分に対して挑戦できる場所」

――現在の職務を教えてください。

海上自衛隊に所属し、千葉県柏市にある下総航空基地にて航空機搭乗員の育成を担当しています。自衛隊歴は24年で現在42歳、ずっと飛行機の搭乗員を務めて、今年から育成する側にまわっています。

――仕事のやりがいはどんなところに?

やはり、後進が「育っていく姿」を見られるところですね。最初は飛行機のことをまったく知らない状態で教育入隊してくるのですが、出ていくときにはある程度のことは自分でできるようになっている。彼らを見送るときには「がんばったなぁ」と感慨深い気持ちになります。

――トレーニングを始めたのはいつ頃ですか?

コロナ禍になってからですね。当時所属していた部隊が2直勤務制になり、片方の部隊が出勤しているときには、もう片方は在宅勤務で出勤できないという体制になりました。出勤できない時間があるので、その時間で自分のためになることをはじめようと思いました。

――そこで筋トレだったわけですね。

はい。自分の成長のために何かをやるなら、知識を得るか、体に良いことをするかだと思いまして。コロナ禍で部屋からも出られずに外を走ることもできなかったので、部屋の中でもできる筋トレを始めました。

――筋トレをしていて良かったことは?

飛行機に搭乗しての任務はある意味、肉体労働でもあるんです。空の上は低圧状態、風雨などの気象状況、飛行機の揺れなど、日常生活では体感できない環境がほとんどです。そんな状況でも任務を完遂してくるには、やはり強い体をつくる必要があります。

――「自衛隊プレミアムボディ」には、今年初めて出場されるとのことですね。

はい。昨年12月の大会を見学させていただいたときに、純粋に「すごい。自分も立ってみたい」と思いました。コンテストは「自分に対して挑戦できる場所」だと思っています。やったことがないことへの挑戦により、どれだけ自分が成長できるのかが楽しみなんですよ。その姿が誰かの目に入って、「自分もがんばってみよう」と思ってもらえればうれしいですね。

――大会への意気込みを聞かせてください。

トレーニングはつねに自分との闘いであり、それが魅力です。自分と勝負して勝っていく。自分との闘いとはいえ、家族を巻き込んでいるんですけどね。子どもが4人いるのですが、妻と長女は筋肉質の体が好きなようで、「応援に行く」と言いながら他の隊員の体を観るのを楽しみにしているようです(笑)。そのステージでどれほどやれるのか自分でも楽しみなので、己を信じて体をつくりあげていきたいと思います。

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