煌びやかなビキニをまとった堀越雅の素顔は、舞台上のそれとは少々異なるものだった。自信に満ちた印象を受ける彼女だが、本当はそうではないのだと笑う。
【フォト】美ボディ大会で積み上げる自信。堀越が見せたステージショット
「こんな見た目をしていますけど、じつは注目されるのが苦手なんです。恥ずかしくなってしまうんですよね（笑）。ボディコンテストに出始めたのも自信をつけたかったからなんです」
そんな彼女はSUMMER STYLE AWARD（サマスタ/SSA）のプロ選手。通常のビキニ着用カテゴリーより筋量が求められるBETTY部門を主戦場としている。7月29日（土）に開催されたプロ戦（JAPAN PRO CHAMPIONSHIP）のPRO BETTY部門で優勝を手にした彼女は、「単純にうれしいです」と安堵の表情を見せた。大舞台で快進撃を続ける彼女は、挑戦当初をこう振り返る。
「フィジーカーの彼がトレーニングをしていたので、影響を受けて鍛え始めました。それまでも体を鍛えたことはあったんですけど、1か月も続かなかったですね」
当時はプライベートが上手くいかない時期もあり、自信を失いかけていた堀越。トレーニングを通じて自身の体が変わることを実感すると、その魅力に徐々にハマっていった。気づけば「すごく変わったね」と褒められることも多くなり、お試しだった筋トレに没頭していったのだ。
「自信をつけるためにがんばって、それが評価につながっていきました。みんなが褒めてくれたり応援してくれるのが励みになって、大会を楽しむことができていますね。といっても緊張してしまうので、完全に舞台のイメージを描いてから臨むようにしています」
磨き上げたボディで積み上げる経験。そんな彼女がステージで見せる姿は華やかの一言だ。先述の東京予選でも並みいる強敵を破り、見事に頂点に立って見せた。昨年冬のプロ戦では3位という結果だっただけに、喜びもひとしおだったようだ。
「優勝できていい方向に向かっていると思います。大会後のフィードバックではお尻を褒めていただけたので、次は他の部位とのバランスも強化していきたいですね。12月10日のプロ戦（JAPAN PRO GRAND PRIX）で優勝できたらまた自信につながると思うので、がんばっていきます」
自己肯定感が上がりましたか？ という問いに対しては、「そんなに変わらないかな（笑）」とあくまで控えめ。とはいえ大会後に見せた爽快な表情を見れば、トレーニングが彼女に好影響を与えていることは間違いないだろう。
コツコツと“自信の貯金”を積み上げる彼女は、今後もステージで魅力を放ってくれるに違いない。
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