吉野家女子から筋肉女子へ。 トレーニングを始めたきっかけは元カレ【ハリマッスル #1】




バキバキの筋肉女子や筋肉をこよなく愛す女の子の育成所として池袋で営業しているコンセプトバー「筋肉女子-マッスルガールズ-」。お客さんの9割が外国人と、筋肉女子を日本のニューカルチャーとしてアピールしている、いま勢いのある場所だ。そんな新しいカルチャーの発信源となる店舗を仕切るのが、今回インタビューを受けてもらった店長のハリマッスルさん。ここでは、彼女がなぜトレーニングにハマるようになったのか。そのきっかけについてを探っていく。

――いまや世界中のメディアに取り上げられているマッスルガールズの店長をされていますが、これまではこういったコンセプトバーやカフェでのお仕事の経験はあったのでしょうか。

まったくないですね。大学在学中まで遡ると、当時は吉野家でアルバイトしていたのですが、吉野家が好きすぎて、卒業後はそのまま正社員になったんです。同期は100人近くいて、女子は5人しかいなかったんですけど、その中では一番に店長になることができました。アルバイト時代の経験のおかげですね。

――当時からトレーニングは積極的にされていたのでしょうか。

いえ、これもまったくで、むしろ生活習慣が乱れていて、食事もコンビニ弁当ばかりだったので太っていました。運動を始めるようになったのは、当時付き合っていた彼氏に「ちょっと太りすぎだ」と言われ、「ジムに行こう」となったのがきっかけです。当時はランニングマシンばかりやっていましたね。

――その延長線上で、筋トレにどんどんのめり込んでいったのでしょうか?

最初はランニングマシンで走ることが好きでマラソンにのめり込んだんです。当時はハマりすぎて、フルマラソンを5回くらい完走しました。そこで「自分って体を動かすのが好きなんだなぁ」ということに気づき、フィットネスクラブで仕事をしようというシンプルな考えで転職したんです。

――思い切った決断ですね。

昔から「好きだから、気になるから、とりあえずやってみよう」というシンプル思考なんです。ひとまずやってみて、そのあとのことはその時に考えればいいやっていう感じです。

――男前な考え方ですね。フィットネスジムのインストラクターになってからの新生活はどうでしたか。

筋肉やトレーニングについて勉強しはじめると、それがすごく大事なことだと気づいて、お客様にもしっかりと伝えていきたいという気持ちでどんどんのめり込んでいきました。

――これが今のハリマッスルさんになる転機となったのですね。ボディコンテストに出るようになったのも、そのあたりからだったのでしょうか。

そうですね。学生時代の友人がSUMMER STYLE AWARDに出ていたので応援に行こうということで、一度大会を観に行くことになりました。そこで筋肉がある女性が輝ける場所って本当にあるんだと。自分がもともと抱えていた「人より少し骨格が大きい」というコンプレックスも武器になるんだとハッとさせられました。

――それまではコンプレックスだったのですね。

肩幅が広くて、筋肉もつきやすい体型は本当に嫌でした。筋肉って簡単にはつかないとよく言われるのですが、「そんなわけねぇよ!」って一人でツッコんでましたね。当時はよくガタイが良いっていじられていましたし。でも、今思えばこの体型を授けてくれた両親に本当に感謝ですね。

――そこから2018年にサマスタへ初出場されましたね。

当時は通常のBIKINI MODEL よりも筋量が求められる、BETTY部門のTallクラス(161cm以上)に出場して13人中6位でした。入賞はできませんでしたが、自分なりに努力して出場できた当時の自分をほめてあげたいです。

★次回は彼女がマッスルガールズに入店し、ハリマッスルとして活動し始めた経緯について迫る。

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取材・文・写真/中野皓太