自衛隊員・防衛大学生の肉体美No.1を決める「自衛隊プレミアムボディ」が、8/26(土)に千葉・ホテルスプリングス幕張にて開催される。2017年に産声を上げ、7回目の開催となる本大会。日頃の訓練でたくましいボディを育んできた者から、退官してもなお体づくりを続ける者まで目白押し。ここではそんな一大イベントに出場を決めている隊員たちのインタビューをお届けする。今回は、陸上自衛隊・航空科に所属する芹澤和彦さん。
【フォト】これが国を守る戦士の肉体。自衛隊プレミアムボディ2022写真集
自分でも変われると実感できた
――現在の職務を教えてください。
陸上自衛隊の航空科に所属しています。主に回転翼機、つまりヘリコプターを扱う職種であり、人員や物資の輸送など、多職種の支援に関わるのが仕事です。
――トレーニングをはじめたきっかけは?
現在40歳なのですが、鍛え始めたのは36歳のときです。その前の年、生活習慣病予防検診で服を脱いで鏡の前に立ったとき、お腹に肉が乗っかっていまして……。もともと痩せ型でそんなに太らない体質だと思っていたのですが、ふと見たら、「自分はこんな体になってしまったんだ……」と。このままではいけないなと思い、健康目的でジムに通い始めました。
――そこからトレーニングを積んで、コンテストに出場するまでになったのですね。
そうなんです。ジムに通っているときに、陸上自衛隊の後輩に会ったんですよ。彼はもともと大会に出ていたこともあり、「せっかくなら一緒に出ましょう!」と誘われて。そこからは、健康目的というよりは大会に向けて本格的に鍛え始めました。2021年にオンラインで開催された「自衛隊プレミアムボディ」が初めての大会でした。
――2021年に続き、昨年12月の第6回大会でもステージに立っていました。
初めてのリアルのステージはとにかく楽しかったですね。大会に挑戦し続ける人の気持ちがやっとわかりました。鍛えてきたものを見せるということ、観客の方がそれを見て大きな声援を送ってくれることが本当に嬉しかったです。
――今年も出場されるとのことで、大会に向けた意気込みを聞かせてください。
熱中できるものがあるのは、本当に素晴らしいことだと思っています。今やトレーニングは生活のルーティーンの一部になりましたから。鏡を見て自分の体と向き合うので、トレーニングは成長がわかりやすく、それが継続するモチベーションになります。最初は健康目的でしたが、自分でも変われるのだと実感しています。変わった姿を人に見てもらい、見てくれた人がトレーニングをはじめる……ということもありますよね。今回は3回目の出場になりますが、昨年は陸上自衛隊で7位でした。ひとつでも順位を高められるように、8月に向けて研鑽を積んでいきたいと思います。