筋トレママが贈る娘への誕生日プレゼントは2人で手にした金メダル




8/12(土)に東京・江戸川区総合文化センターにて開催されたSuper Body Contest(SBC)の東京大会(TOKYO 07)。首都・東京での開催ということもあり、出場選手数は今シーズン最高を記録、全9部門のフルスペックでの開催となった。中でも、全13大会のうちこの日のみ開催されるのが、子どもたちもステージに立つ「KIDS部門」だ。

【フォト】ピンクビキニでしなやなかパフォーマンスを見せる弥生さん

KIDS部門は、出場選手一人一人のフリーポーズ、全員がラインナップしてフロント・バック・フロントの規定ポーズを行なうのは一般カテゴリーと同じ。ただし、フリーポーズはまさに“自由”で、華やかな衣装でポーズをとる子どももいれば、ダンスも披露する子どももいる。この日は8人がステージに立ち、それぞれ独自のパフォーマンスで会場を盛り上げた。

もちろん、出場する選手たちの親の多くがSBCの一般カテゴリーに出場する。SBC部門MONARCH(女子40歳~49歳)クラス、TREND部門MONARCH(女子40歳~)クラスで2冠を獲得した藤川弥生さんもその一人だ。福岡に住む彼女が、はるばる東京までやってきて娘の衣千花さんとステージに立ったのは理由があった。

「実は、今日は娘の誕生日なんです。東京大会がこの8月12日となった日から、絶対にこの日はステージに立って、誕生日に金メダルをプレゼントしてあげようとがんばってきました」

一般カテゴリーの審査の前に行なわれたKIDS部門では、衣千花さんが華麗な側転を披露して金メダルを獲得。弥生さんも、エアリアルヨガで磨いたしなやかなボディとパフォーマンスで見事に栄誉を勝ちとった。7月の札幌大会でもSBC部門でも総合優勝を獲得しており、SBC初年度にして2大会連続の金メダルとなった。

「一生の思い出になったね」と弥生さんが声を掛けると、「うん」と力強く頷いた衣千花さん。最高の誕生日であり、最高の夏休みの一日となったであろう。

そんな弥生さんは、9月に地元・福岡大会に参戦予定。札幌大会後に語っていた「憧れの人」といよいよ並ぶことになるかもしれない。

「SBCの福岡大会で連覇している(居本)梢ちゃんとは幼馴染なのですが、最初に他の大会で一緒になったときには、まったく気づかなかったんです。憧れている選手として一緒に写真を撮ってもらったのをきっかけにお話しするようになり、そこで小学校の頃に仲良しだった梢ちゃんだとわかったんです。福岡でもし一緒に並べることになったら、それだけで嬉しいですし、すごく緊張しますね(笑)」

親子の絆でさらなるパワーを得て、より高いステージに向かっていく彼女。福岡では、今日以上の輝きを必ず見せてくれるはずだ。

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